2018-09-09

推しのグッズを安く買う侮辱、という声が目指すもの

グッズ厨の間で時々浮上する話題がある。

推しのグッズを定価未満で買い取りたいなんて言う奴がいる。これは自身推し価値を下げる行為である

匿名掲示板でもこれに対する肯定意見は多いけれど、敢えて言いたい。

これは、詭弁である

今日この声について考え、発言者たちが目指しているものについて考察した。

まずは、上記主張が全くの見当違いであることをまとめる。

1)求めた人の支払った金が向かう先はどこなのか?

普通に考えれば公式だが、この主張をする人々は「Twitterフリマアプリ中古屋などで本来ブラインド(キャラを選べないもの)であったグッズを購入する場合」について言っている場合が多いので、その場合という前提で言っている。

すると当然金の行き先は、グッズ出品者の個人または中古屋となるわけで、公式には1銭も入ってこない。

これは悪ではない。手放す側は求めてもいないものを選べずに購入させられているのだから

2)定価で買ったものとそれ未満で買ったものに違いはあるのか

新品未開封であれば、中古で買ったなどと一目で見分けられる人間はいないだろう。

しろ、そんな人がいたら怖い。エスパーストーカーのどちらかだ。

3)上記2点を踏まえた上で、何故定価未満購入を希望することはいけないのか

彼らの主張を順に追ってみることにしよう。

推しのグッズを安く買う=その推し価値を下げている

例えば私はジャワティーがめちゃくちゃ好きである。これの定価は150円くらいであるようだ。

そんな私がネット通販などでまとめ買いをし、1本100円くらいで買ったとしたらどうだろう。

これはジャワティーの価値を下げることになるのだろうか?

尋ねれば、大体の人が「賢い買い物をした」と答えるだろうと思う。

私は同じ値段で沢山ジャワティーが手に入ればもちろん嬉しい。

そう、グッズのことでないのなら「安く買いたい」と発言する事に対して何ら咎めものはいないのである

(ここで『でもダイヤモンドを300円で買いたいって言う人間は~』などという極端な例を引っ張り出してくるアホは置いておいて)

しか推しのグッズに関して「同じ値段で沢山の推しグッズが欲しい」等と発言すれば、掲題のようなことを主張する輩が湧いてくる。

何故、キャラグッズなどのコレクターズグッズに限って、こんな事を言い出す人間がいるのか。

不思議に思ったことはないだろうか?

②愛がない

①の言葉に続いて必ず出てくるのがこの言葉である

ただ近頃多くRTされているブラック企業に関するツイートをいくつか目にしている人は、気付いたかもしれない。

そう。精神論を持ち出す=明示できる根拠がない ということなのだ。

ヤバい企業の紹介文には『やる気』『熱意』という言葉がある」

これは具体的に我が社はこんな風に働きやすいのですよ!という例が出せないかである

これと同様、定価未満で買い取りたいというのは悪だとするその主張に、明確な理由などないのである

もしもあるのならはっきりと言っていただきたい。無理だろうが。

4)この主張が目指すもの

この主張が広まり一定の理解を広範囲から得ることで、得をするのは誰だろうか。

そう、まず第一に「需要が低いグッズをなんとか売りさばきたい」人達である

安く買おうとすることは悪だと擦り込むことで、安く買える方へ流れる人間を食い止め、そんな彼ら相手に「余分な」ものをさばき、1円でも多く原価を回収したい。

そのために、こんな声を広めておく。

中古屋へ流せば二束三文しかならないから。

即ち、心理戦なのだ

第二に、自己顕示欲を満たしたい人達である

自分需要が低いグッズを、定価未満でも手に入るグッズを定価で買っている。

これは推しに愛があるから当然だ。

すっかり心理戦にのせられてしまった、憐れな人。

周囲からすごい!さすが!などと言われるが、そんな事を言う人達は今後とも貴方をご利用させていただきますよと腹の底で嗤っていることだろう。

需要が低いもの、俗に低レート推しと言われる人達は、こんな声に負けないで欲しい。

好きなものを同じ値段で沢山欲しいと思うのは、当然のことだ。

安く買えるのなら、積極的にそれを目指そう。

そしてこの主張を振りかざす連中はとりあえず消えろ。

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