2016-10-27

初めて上司になって1年が経った

30歳の若造なのに部署トップになってしまい、今まで下っ端営業マンだった自分が数人の部下を持ってからもうすぐ1年。有給はい特にやることがないので、この1年でやったことを書いていく。

・細かいところまでとことん効率

10年前のやり方が化石のように現存していた部署だったので、毎日のように徹底的に効率化に励んだ。アナログで書いたり打ったりしていた書類を、せめてエクエルでと関数マクロを組んでその人が理解するまで家庭教師みたいに一緒にやった。パソコン関係ではなく、細かい手順やルールまで「そもそもコレなんのために必要?」を毎回やって、徹底的に無駄を省いた。

・定時退社おばけになった

定時がくると「定時ですよ~定時ですよ~」とフラフラ部署を歩き回るおばけになった。残って仕事をしている人には簡単に何をやってるのか説明してもらって、明日でも大丈夫そうだと自分判断したものは「明日明日!」と言いながら退社を催促した。上に書いた効率化も、ひとつひとつ作業が十数分早くなるだけだけど、地道にいくつも積み上げていくと、慢性残業部署だったのに今では定時退社が当たり前になった。

雑談積極的にした

仕事差し支えない程度で、雑談をふりまくった。その代り、その人が仕事に集中している時は話しかけないように細心の注意を払った。

・お礼を心掛けた

仕事をやってくれた皆さんに「ありがとう!」「ありがとうございます!」「助かりました!」を絶対に欠かさないようにした。

クレームは受けるのも発するのも自分に集中させた

客先からクレームは全部自分に繋いでもらうようにお願いし、逆に、客に一言モノ申したい時や、他部署への申し入れも、自分に一本化した。でも、処理の進捗や細かいニュアンスは、可能な限り発端の担当者には伝えた。

有給おばけになった

上の定時退社と一緒で、有給の取得率を上げるために「有給有給~」と意識して声掛けをした。雑談で得た皆さんの家庭状況等を覚えておいて、例えば子供さんの行事の時期に「有給使いません?」と話しかけることを習慣づけた。

仕事をお願いする時は必ずその前後を伝えた

「これやって」「あれやって」ではなく、例えばデータの集約なら、それが誰からどうやって集めたデータで、集約した後にどんな場面で活きるのか、それを全部伝えてからお願いした。締切日は、自分が一旦頭に浮かんだ日付より3日ほど前に設定するようにした。

・必ず最後に帰った

定時退社おばけをしていると必然的にそうなるけど、家の事情や外せない酒席以外は、必ず最後まで残るようにした。1対1になるとポロリ本音を語ってくれる人がいたりする。

飲み会企画した

これは人によってはウザいかもしれないけど、無理に誘った形にならないように注意しながら、数ヶ月に一度のペースで皆で飲みに行った。行くお店は、一人一人交代で好きに候補を挙げてもらった。若造なので奢ったりはできなかったけど、可能な限りで少し多めに払った。

自分仕事絶対妥協しない

上司自分仕事をおろそかにしながら部下にお願いをするのは人道的にルール違反だと思うので、絶対に期限より早めに仕上げながら、質の妥協も無いように心がけた。

これらを意識してやってきて1年間。定時退社をしながら業績は昨年の1.5倍になった。おかげさまで来年新卒新入社員を配属させてくれるらしいけど、何かまだまだやれるような気がしてならない。よかったら、はてなの皆さんの「実録!尊敬する上司」を教えてください。

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