2016-05-23

結婚願望のなかった彼と結婚にこぎつけた唯一の方法

結婚指輪ふたりで注文した。

30歳の初夏。

彼と付き合って4年目、

結婚したいと思ってから2年、その意志を伝えてから数ヶ月後に同棲

結婚についてはこれでもかというくらい話し合った。

自分は何者で、どんな性格で、人生においてどんな優先順位をつけて生きているのか

相手の何が好きで、どうして結婚するならその相手じゃなきゃいけないのか

この先どんな人生を歩んでいきたいのか。

相手の何が好きで相手とどうなっていきたいのか。

自分で考えて、言葉にして、

話し合いお互いを知ったその末に、彼は私にプロポーズしてくれた。

だけどそれは決してゴールじゃない。

結婚プロジェクトみたいなものだ。

企画提案してヒアリングして内容を詰めて承認を貰う。

承認を貰ったら運用していかないといけない。

ネットを見れば

「彼にプロポーズされる方法」とか、「本気度の見分け方」とか、

結婚意識させるには」とか、そういうのはいくらでもある。

でも全部無駄。答えでもなんでもない。

何一つ「自分たち」には当てはまらない。

彼にプロポーズして貰ったのは結果論

そもそも私が「あなた結婚したい」と伝えていなければこの展開は迎えていなかっただろう。

彼は結婚願望などない人だったから。

だけど私は彼がよかった。

彼と結婚たかった。

そのため、彼に対して伝えていく上でいくつか手法を分けた。

1:自分の口で意志を伝える

2:彼の意志と話を聞く

3:ふたりで話す

4:本や第三者を使う

当然と言えば当然である

1はとにかく「私はあなた結婚したい」という意志を伝えた。

「付き合ってるのと変わりないからこのままでいいじゃないか」と何度も言われたけど

制度上の違いや法律に守られる意味社会的意味、認められることの大切さ必要さを訴えた。

2は1からの流れですることが多かったが、彼の話をとにかく聞いた。

何が彼を押しとどめていて、どんなネガティブイメージを持っているのか知らなきゃと思った。

3は1、2を踏まえて擦り合わせを図り、課題を共有、クリアにしていった。

しかし4については書籍きっかけにして本気で第三者を利用した。

プリマリタル・カウンセリングである

彼の隣で「この人と結婚していいの?」を読み、

彼にも読んで貰ったところ、興味が湧いたらしく「受けてみたい」と言い出したのだ。

第三者の介入があるとはいえ、することは変わらない。

このカウンセリングは「結婚生活」の準備を進めるためのもの

自分を見つめ直し、「なぜ」を繰り返して、

相手の想いや意志尊重しながら、とにかく納得するまで話をすること。

これが出来なきゃ始まらない。

ただでさえネットでは色んなことを考えて発信してくれる他者が多い

でも他の人間受け売り相手の心に響く訳がない。

友達結婚した」、「あの子には二人目が」みたいなのも同様

それではただの伝言ゲームに過ぎない。


ある日こんな会話をした。

「どうして俺と結婚しようと思った?」

最初は一緒に生きていきたいな、だったけど、途中で変わった。

 この先生活していく上で、致命的なマイナスがないとわかったから」

「俺もそこなんだよね、やっぱり。自由が減るとか監視下におかれるとか思ってたけど

 これだけ話して、そういうことじゃないってやっとわかった」

結婚したがっていなかった彼だって、実際のところよくわかっていなかった。

向き合い続けた結果、私たちは今、同じ方向を向いている。

カウンセリング現在継続中。

興味深い話が多く、結構楽しく通っている。

適齢期なんだしと甘えてないで

なんでわかってくれないの、と憤慨する前に

自分意志を、自分言葉を口にしなきゃ

相手は何もわからない。

相手の事も、わからない。

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