2013-10-22

手塚治虫のせいで今もってアニメーター労働条件が劣悪なまま

手塚治虫虫プロダクションが無理してアニメなんて作るから、と言ってしまえばそこまでだが、

手塚治虫がそれでそこそこ品質の良い作品を仕上げてしまったために、アニメーターには夢を抱かせ、そしてアニメ会社には拝金主義思想を植え付けてしまった。

これは功罪と言っても差し支えないだろう。

そもそも現在デジタル化やIT化が叫ばれる中で未だに作画枚数を何百、何千、と一人当たりに描かせていてそれに見合った報酬が支払われているかというと全くそうではない。

声優業界も同じで一時期は声優ブームの裏側で声優として賃金上げを求めた抗議活動も盛んではあったが、今は完全な年功序列が組み込まれており実力主義的な世界でありながら、

それに見合う給料が一切支払われていない。

アニメーターは一枚当たりの原価(単価)、声優は一つの作品とか番組コーナー一枠辺りの報酬果たして見合ったものかというと現状はノーだ。

一部週刊誌によると、その労働条件環境ブラック企業のそれに等しいものだという批判がある。

一方で夢を売る商売であるために、差し引きゼロのような思考回路を持ち合わせているため、給与が見合わなくてもテレビに出演したりアニメ番組レギュラーで出る等という、ほんの一握りの人間しか立てない夢の舞台というプライスレスな劣悪な労働条件の何よりも大事な事があって、それで辛うじてストライキが起こり難いのかなと感じる。

アメリカでは、ウォルトディズニー社やピクサー等のアニメ会社海外アニメ声優というのは、ギャランティーが高品質仕事比較しても日本の数十倍もある。

アメリカは夢の舞台に立つだけでなく、その人材を評価しているのでビジネスとして成立してる側面がある。

日本アニメ産業というのは、衰退しつつあり、また年々人件費を削減傾向にあって、そのくせBDなどのメディア媒体アメリカの4,5倍程度の価格設定であり、明らかな中間搾取構造が見て取れる。それだけに日本アニメ会社拝金主義というのは深刻であり、アニメーター声優などを軽視している風潮があるのも頷ける。

その根本たる原因が、今以て日本国内外で素晴らしい評価を得ている手塚治虫にあるのだ。

この労働条件を顧みてもっとアニメーターの質を維持ないし向上させるためにも、また政府が行おうとしているクールジャパンによる海外へのアニメ文化の浸透させる等といった文化交流促進というのも、彼らあってこそであるから、これを改善すべきだ。

今後、将来的に日本世界の手本となるのであれば、この改善は是非行われるべきである

  • アニメの作画環境の話は、テレビの放送スタイルが違うのもあるので 一概にスタジオのせいとは言えんだろう。 アメリカはケーブル主体なこともあって、日本的なプログラムはやってな...

  • ちょうどやなせたかしがタダでご当地キャラクター作ってた話と同じだな 金銭的に正当な評価がされていないという点は同意見だし、増田が言うように、功罪ある いちファンとして言...

    • 俺らファンはそういう人たちのことをすごく尊敬している 俺らって主語でかくすんなゴミ 一人ではファンをやれないようならやめちまえ

    • それさ、本人が生きている時に本人に言えよ。なんで死んでから言うんだよ。 殴り返されない相手を殴るってなんだよ。って言ってる人がいてそうだなぁと思うから言っておくよ。

    • 作ってる人尊敬できないお前こそファンやめろゴミが。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん