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はてなキーワード: 女中とは

2024-05-30

娘の結婚相手花岡と優三のどちらが良いか

将来安泰のエリートで家柄もつり合うし人柄も悪くないが、結婚するとしたら娘は仕事をやめ遠方の相手地元について行って

主婦として支えなければならない(女中は雇う前提だろうけど)であろう花岡

いまいち頼りなくすぐ腹を壊し、高等試験司法試験)にも結局受から仕事自分が世話して自分会社で雇ってやってる状態、家柄も格下だしすでに実家はない、

でも(姓は娘側が改姓したが)事実上は婿入りで嫁実家同居のマスオ状態でいてくれて、優しく娘を理解して娘のやりたい事を自由にさせてくれる優三

寅子が選んだのは優三だが、寅子の父親は今わの際に「本当は花岡君が良かった」とぶっちゃけた。

戦前の良家の父親であればそれが妥当な考えだっただろうと思う。

でも現代だったら?

私は、弁護士資格を持っているような娘であれば現代なら家柄や男の稼ぎにこだわる必要もないし

それを捨てて主婦になるのが前提の花岡より、やりたい仕事をさせてくれて理解もある優三の方がいいよね?と思ったけども

夫は現代でも父親が娘の結婚相手として考えるなら同じ(花岡を選ぶ)だよねと言っていた。

男性はそんなもんなんだろうか。

2024-05-18

anond:20240517223047

以下ネタバレだが



モデル人生の通りに進むなら、今後は寅子は両親も夫も兄(モデルは一番上の弟)も戦争で亡くす

んで戦後子供を抱えて食っていく為に裁判官を目指す

兄嫁は元々寅子の親友という設定だが、同じく夫と死に別れて子供を抱える彼女

家族として協力しながら生きていくんだろう

恐らく兄嫁に自分の子供を託児する代わりに経済的な援助をする構図になる

(だとすると上手い設定だなあと思う、「子供いたら働けねーだろ問題」を円満解決してる

ただ一方的家族に託児したり下層の女性女中として雇ったり、だと嫌らしくなるし)

寅子の弟が、モデル戦争時点で大人になっているがドラマだと歳が離れていてまだ学生設定なのも

寅子が兄嫁以外の家族に頼れない状況を作る為だろう

しろ弟が大学やめて働くと言うのを止めて学費援助する、といった話になりそうだ

という予想通りに進むとすると、つまり寅子は

家事育児家族内の女に頼る代わりに稼いで家族を養う」という「男」の役割を担う事になる

恐らくそういった「男」としての苦労も描かれるだろう

兄嫁に対してもあなたいるからこそ働ける、と言う事を強調しそうだ

それで、親友活躍しているのに自分は何者でもないという兄嫁(や世の「平凡な」既婚女性たち)の鬱屈を和らげようとするんじゃないか

このドラマ、これまでも史実をうまく使いつつ現代にも繋がる話を展開してるから多分今後もそうなる

これがもし完全オリジナルなら都合良すぎで萎えるけど

モデルがいてある程度は史実通りなので都合良さが緩和される

そのバランス取りがほんとに上手い

個人的には話そのものよりその職人芸の方を面白いと感じてる

(話そのものは、モデル人生調べればある程度分かるわけだし)

れい伏線回収されると気持ちいい、ってのと似た面白

2024-04-29

旦那女中役をやればいいだけの話

旦那シェフメイド役を兼務し妻は奥様役だけしてればいい

2024-04-28

今読んだ古いマンガ

お金持ちだが病弱な少女と仲の良いいとこ達の5人組

いつも仲良く遊んでる良いお友達

けど5人が海辺洞窟で遊んでる最中に岩が崩れて閉じ込められる

夜には救出されたけど、心臓の弱かった少女は亡くなってしまっていた

少女母親はいとこ達の誰かが娘を殺したとして、毒入りのお茶で彼らを問いただす…

とまあそんな話

これが二転三転しておもしろかった

実は死んだ少女への恨みはそれぞれが抱えており、突発的な事故の状況でそれぞれが少女不安がらせる行動をしていた

決して計画されたものではなく直接何かしてはいないけれど、そうすることによって少女が苦しむことを知っていて行動した

ウソの時刻を伝えることで混乱させ恐怖を煽った者

空気が薄くなっていると煽った者、それに乗っかった者

わずかな浸水をいずれ頭上の高さにくると煽った者

それらの言動過剰反応し取り乱すことで一層の不安を煽った者

取り乱す者を諌めるていで、少女心臓に良くないと体調への不安さらに煽った者

少女の死に顔は恐怖に引き攣っていた

少女母親犯人探しでいとこ達の誰かを殺すことが目的ではなく、

不安と恐怖の中で死んでいった娘と同じ気持ちを感じさせてやりたかったと言った

いとこ達が娘を思いやっていたら、事故に際して不安にさせないような言動をしただろうし、たとえショックで亡くなったとしてもあのように恐怖で歪んだ表情で死ぬことはなかったはずだと

そして物語最後醜女女中が出てくる

女中少女にもいとこたちにも嫉妬・恨みがあり、事故かもしれないと連絡がきた際に思い当たる海辺洞窟場所を言わなかった、たまにはあいつらも困れば良いのだと

彼女もまた未必の故意少女を死に追いやる加担をしていた

女主人から旅行で家をあけると留守をたのまれ、脅しに使った銃を倉庫しまうように言われる女中

今回の経緯を思い出しつついい気味だと思いながら倉庫に入ったところ、うっかり外から鍵が下りしまう、で物語は終わる

視点となる人物がどんどん変わってゆき、それぞれの人物に内に秘めた悪意があり、罪に問えないレベルの悪意から言動があり、けれどまた別の悪意から自身も窮地に陥っていくと

そのペースが良くておもしろく読めた

2024-03-08

はてなブックマーク話題記事面白く無い上にイラつく物ばかり

はてなブックマーク話題になってる記事ってどうしてああも面白く無い上にイラつく記事が多いんだろう。

やっぱユーザー女中心だからかなって印象しかない。

2024-02-23

anond:20240221105845

どうだ明るくなっ太郎のものからな あのおっさん女中とヤッてたわけじゃないだろうし

2023-12-31

スキーム】青

青はしばしば罪人の利用を意味する。

 

文春砲を被った松本日生学園卒業だそうだが、高島屋下請工場一般企業歌舞伎猿之助伝統業界人物医者殺人を「委託され」てした、法律無視で無実の敵を勾留中死亡させた司法職員、逃げ果せているのが多い(裏金自民政治ぶり)。

一方、ケーキ崩れ事件障害者雇用施設スワンベーカリーにはとんだとばっちり

 

ところでリン酸塩はカルシウムの吸収を阻害するが、だからといってビタミンDサプリを取ると内臓蓄積のリスクがある。

このことからすれば、大資本からモノを買えばカッコは良いが負ける、という可能性は想定できよう

自分もついつい事件報道に釣られるという意味で負けているのだ(日本軍がそうであったように)

2023-12-10

anond:20231210080216

ヤジっていうのは聴衆の「反応」の一環なんだよ。

 「私は~と思うのであります」 <なんでだ~ <わかんねーゾ~

 「えー、ただいま『わかんねー』という声がありましたが、わかんねー人にこそわかってほしいのであります。」 <ドッ <イイゾ― <モットやれー

…みたいな。街頭演説本来ライブ芸なんで、好意批判わず反応を前提とするものなのさ。講演会で講演を拝聴するのとはちょっと違う。だから「黙って聞けー」と思うなら、聴衆になって「黙って聞けー」と叫んだらよし。それに対して「御前がうるさいんだヨー」とか返されてどっと笑いになるのもよし。そういう、聴衆と一体の中で政治家の話芸というのは磨かれていくもんだよ。

それを、聴衆が大人しく聞いて、最後に湿ったせんべいみたいな、パチ…パチ…で〆てるような演説ばっかヨシとしてるから、どいつもこいつも軒並み政治家ダメなお子ちゃまばっかりになっていくんだ。反対者を説得してこその政治家だろ。自分暗殺しに来た坂本龍馬を説得して弟子にした勝海舟五・一五事件で襲撃してきた若手将校に撃たれた後、虫の息の下で女中に「今の若い者を連れてこい、話して聞かせることがある」と命じた犬養毅を見習えとまでは言わないが、「ヤジはやめて」とか情けないことを言うような奴に政治家を名乗る資格はないと思うぜ。ヤジが野蛮な風習? むしろ演者と観客の間の高度な話芸の応酬であり、文化の精髄と言ってもらいたいね。まあどちらかと言えば、文化理解しない輩こそ、野蛮人の顔をしているんじゃないかな。

2023-11-23

奥さん」という呼称について

相変わらずジェンダーがどうとかつまらない話が多いので、過去の用例から奥さん」あるいは配偶者呼称についていろいろ考えたいなあ。と思って書きます

勿論、女中などに似ようはないと、夢か、うつつか、朦朧と認めた顔のかたちが、どうやらこう、目さきに、やっぱりそのうつ向き加減に、ちらつく。従って、今声を出した、奥さんは誰だか知れるか。

 それに、夢中で感覚した意味は、誰か知らず、その女性(にょしょう)が、

「開けて下さい。」

 と言ったのに応じて、ただ今、とすぐに答えたのであるが、扉(ひらき)の事だろう? その外廊下に、何の沙汰も聞えないは、待て、そこではなさそう。

「ほかに開ける処と言っては、窓だが、」

 さてはまさしく魘(うな)された? この夜更けに、男が一人寝た部屋を、庭から覗き込んで、窓を開けて、と言う婦(おんな)はあるまい。(「沼婦人泉鏡花、1908(明治41年

奥さん」は、自分配偶者というより既婚女性に対する敬称として用いられています。「女中などではなく」自分夢想する上流階級を思わせる女性奥さん)が誰か分からないが、夜更けに訪ねてきた「女性(にょしょう)」は普通の「婦(おんな)」ではないだろう……という流れですが、この呼び分けは、日本語代名詞の豊かな言語世界垣間見せてくれますね。

奥さん」という語がめちゃくちゃ出てくる小説と言えば、やはり夏目漱石こころ」(1914(大正3年))でしょう。前半では「先生」の妻である静さんの呼称として、後半では先生青年期に下宿していた、静さんの母親呼称として「奥さん」が登場します。この作品は、一人称の語り手による手記の体を(前半後半とも)取っているため、固有名詞を避ける書き方をしており、その結果であると思われます

私はすぐ玄関先を去らなかった。下女の顔を見て少し躊躇してそこに立っていた。この前名刺を取り次いだ記憶のある下女は、私を待たしておいてまたうちへはいった。すると奥さんらしい人が代って出て来た。美しい奥さんであった。

奥さんらしい人」という表現から、「奥さん」が「配偶者」の意味で用いられていることが感じられます。ただ、自分配偶者を呼ぶ呼び方ではないですね。

 私の知る限り先生奥さんとは、仲のいい夫婦の一対であった。家庭の一員として暮した事のない私のことだから、深い消息は無論わからなかったけれども、座敷で私と対坐している時、先生は何かのついでに、下女を呼ばないで、奥さんを呼ぶ事があった。(奥さんの名は静(しず)といった)。先生は「おい静」といつでも襖ふすまの方を振り向いた。その呼びかたが私には優しく聞こえた。返事をして出て来る奥さんの様子もはなはだ素直であった。ときたまご馳走になって、奥さんが席へ現われる場合などには、この関係が一層明らかに二人の間に描き出されるようであった。

こころ」は新聞連載ですが、奥さんの初登場は先の連載4回目、その後奥さん先生(夫)の重要なシーンである第8回を経て、この第9回で初めて名前が登場します。この作品先生訪問してきた「私」と奥さんが共に食卓を囲むシーンなどが多くあり、この夫妻は大正当時の一般的夫婦関係よりも幾分現代に近い感じで描かれているように思います

次は、「先生」が若いころ、その奥さんの自宅に下宿をしたとき奥さん母親を「奥さん」と読んでいたというシーンの引用です。(中略があります

 それはある軍人家族、というよりもむしろ遺族、の住んでいる家でした。主人は何でも日清戦争の時か何かに死んだのだと上さんがいいました。一年ばかり前までは、市ヶ谷士官学校そばかに住んでいたのだが、厩(うまや)などがあって、邸(やしき)が広過ぎるので、そこを売り払って、ここへ引っ越して来たけれども、無人で淋しくって困るから相当の人があったら世話をしてくれと頼まれていたのだそうです。私は上さんから、その家には未亡人(びぼうじん)と一人娘と下女より外にいないのだという事を確かめました。私は閑静で至極好かろうと心の中に思いました。

(略)

 私は未亡人に会って来意を告げました。未亡人は私の身元やら学校やら専門やらについて色々質問しました。そうしてこれなら大丈夫だというところをどこかに握ったのでしょう、いつでも引っ越して来て差支えないという挨拶を即坐に与えてくれました。未亡人は正しい人でした、また判然(はっきり)した人でした。私は軍人妻君というものはみんなこんなものかと思って感服しました。感服もしたが、驚きもしました。この気性でどこが淋しいのだろうと疑いもしました。

(略)

 私は未亡人の事を常に奥さんといっていましたから、これから未亡人と呼ばずに奥さんといいます奥さんは私を静かな人、大人しい男と評しました。それから勉強家だとも褒めてくれました。けれども私の不安な眼つきや、きょときょとした様子については、何事も口へ出しませんでした。

「上さん」「未亡人」「妻君」「奥さん」は全て同じ人物を指していますが、それぞれの場所ニュアンスが異なることが分かります。それぞれ「下宿屋の女主人」「(夫を亡くした)配偶者」「配偶者尊称)」「既婚女性尊称)」くらいに捉えるのが適切でしょうか。

かみさん奥さんの用例としては、

そういうわけで、私たちは家の主婦奥さんと呼んでいました。下宿屋のおかみさん奥さんと呼ぶのは少し変ですが、前にも言う通り、まったく上品で温和な婦人で、どうもおかみさんとは呼びにくいように感じられるので、どの人もみな申合せたように奥さんと呼び、その娘を伊佐子さんと呼んでいました。家の苗字は――仮りに堀川といって置きましょう。(「白髪鬼」岡本綺堂、1923(昭和3年))

…「下宿屋のおかみさん奥さんと呼ぶのは少し変」という言語感覚から、「おかみさん」「奥さん」の使い分けがくっきりと見て取れて面白い用例ですね。この話は、発表は昭和ですが、岡本綺堂明治まれですし、物語時間10数年前(つまり震災前)という設定ですから言語感覚としては漱石の少し後、大正期の中頃を反映していると言った方が適切かもしれません(まあ、それを言うなら「こころ」の場合、おおむね時代明治期の想定と言えそうですが。)

昭和に入ると、「奥さん」が配偶者を指す呼称としてライトに用いられ始めたように思います。太宰はこういう言葉ちょっとしたニュアンスが本当に上手な作家で、次の用例の言葉の使い分けは非常に印象的です。

奥さま、もうすこしのご辛棒しんぼうですよ。」と大声で叱咤しったすることがある。

 お医者奥さんが、或るとき私に、そのわけを語って聞かせた。小学校先生の奥さまで、先生は、三年まえに肺をわるくし、このごろずんずんよくなった。お医者一所懸命で、その若い奥さまに、いまがだいじのところと、固く禁じた。奥さまは言いつけを守った。それでも、ときどき、なんだか、ふびんに伺うことがある。お医者は、その都度、心を鬼にして、奥さまもうすこしのご辛棒ですよ、と言外に意味をふくめて叱咤するのだそうである。(「満願太宰治、1938(昭和13年))

医者が、夫の体の静養のためにセックス禁止して…というちょっとした掌編なのですが、最初の「奥さま」は、医者患者配偶者である若い奥さんに言い聞かせるとき呼称医者の「奥さん」は医者の(やや年配の)配偶者ニュアンスで用いられていますが、地の文での「奥さま」と「奥さん」の使い分けで、雰囲気表現されているのは実にうまいです。

最後に、呼称という点で、最初に見かけてこれは書き留めておきたい(ぶっちゃけこの記事を書くきっかけになった)のがこちら。

 は水の引くように痩せて、蚊帳の中で死んでしまった。死ぬ前「今度奥さんを貰う時は、丈夫な奥さんを貰ってね」と言った。

莫迦、お前が死んだら俺は一生独身でいるよ、女房なんか貰うものか」

 彼は妻の胸に涙を落しながら言った。その涙をふいている内にふと俺は嘘を言ってるのかも知れないと思った。

 しかし、妻が死んでしまうと、彼は妻に言った言葉を守ろうと思った。死んだ人間に対しては、もう約束を守るよりほかに何一つしてやるものがないのだと思った。

(「蚊帳」織田作之助、(初出が調べられなかったのですが、上の満願より少し後の1940年前後だと思います。))

この3つの呼称の呼び分けを、代名詞豊富でない文化圏の人にどうすれば伝えられるだろうなあ、と思ったりします。

さて、蛇足ながら、このエントリを書いた理由について。呼称代名詞というのは、時代によって変遷し、人の心を映すもの。だから、いろいろな意見議論はあっていいと思いますし、そもそも言葉時代ジェンダー観を反映するというのは、取り立てていう必要もないくらい当たり前のことではありますが、そういった、人々の内心の方を変えるのが面倒だからといって、言葉の方に罪を着せるようにして言葉狩りじみたことをするのは、正直「違うんじゃないかなあ」と思います。人々の心が変化すれば、誰が強制しなくても言葉は廃れ、変化していきます。〇〇という言葉を使うな!なんて言わなくても、それが指す事象が消えたり変化したりすれば、あっという間に言葉は移り変わっていくものです。だから、変えるべきことを人々の総意に基づいて粛々と変えるよう努力するのが重要であって、「言葉狩り」みたいな遊びで何か大きな社会貢献を為したような気分になるのは、正直やめてもらいたいなあ、と思っています。そんな感じのことを感じていただけたのなら、この記事を書いた意味があったというものです。ありがとうございました。

2023-10-18

anond:20231018173450

昔もそんなのないよ

昔の「嫁」は家の奴隷仕事育児も義父母のお世話も全部するのが当たり前

育児を義父母がする場合は嫁はもっとハード仕事野良仕事とかな)をしてた

育児を義父母任せで嫁は遊んでいられる家なんかない

上流で家事育児女中がやる、ってならあるが

2023-10-08

anond:20231008153439

女中心に人気のあるもの、って考えるとあんま変わんないと思う

挙げられてるのは男女関係なければ元々人気あるし

生体的に女はテストステロン男より弱いし、男中心に以上にはそれらのジャンル流行らん気がする

2023-10-03

[]28歳になってやっと自分毒親育ちだということに気付いた

28歳男。最近職場で母が怖かった話を笑い話程度にしたら思ったより引かれて毒親ちらしいことに思い至った。

その時同僚と話したエピソードは「母が突然怒り出して三者面談に来なくて担任と二者面談をした」「反復練習が良いと聞いた母に終わった宿題を全部消しゴムで消された」の2つ。俺的にはあんまり他の人がしてないおもしろ体験を話したつもりだった。でも聞いた人たちは引いてたし、増田さんってもしかして毒親育ち?と聞かれもした。

こう言われてから初めて俺は毒親育ちではなかろうかとちゃんと向き合って調べてみた。自分の家庭環境なんて人と比べることがないから今まで気付けなかったけど、どうもそうみたいだ。

何となく思い出したことを書いていく。

俺が9歳から18歳までの間、母と2人で暮らしていた。父は単身赴任で月に1回帰ってくるかどうかで帰ってきても会話はほとんどしなかった。

とにかくメンタル不安定な母だった。そして他人とよく喧嘩していた。俺の小学生時代授業参観か何かのイベント男子児童(友達ではない)をなぜか詰めてその子泣きながら家に帰った事件があった。結局俺は何も知らされなかったけどその後親同士で何か話し合いをしていた。他にも近所トラブルや何やらかんやら。母は孤独な人だった。

からよく無視されていた。2人暮らしの家で1週間も無視されるのはたまったものではない。小さい頃は泣きながら謝り続けていたが、中学生くらいになると機嫌を取ろうとニコニコしながら話しかけていたように記憶している。謝ろうが話しかけようが全部無視だったけど。そして母はある日突然普段通り話してくれるようになる。母が無視モードに入っているかどうかを確認するために、朝起きて「おはよう」の挨拶が返ってくるか、学校から帰った時の「ただいま」が返ってくるか、をビクビクしながら毎日笑顔確認していた。この挨拶が返ってこない時は絶望だった。なお無視中でも一方的に凄まれることはあった。結局なぜ頻繁に無視されていたのかは分からない。

ただ、無視中でも、異常に不機嫌ではあるがご飯は作ってくれていた。皿を投げるように扱ったり、「私は召使いか」と凄んできた、大きな物音を立てられたりされながらも食卓毎日一緒に囲んだ。俺は2人での食卓から逃げられなかった。逃げると余計酷い目にあうから。逃げてもまた狭い家の中で顔を合わせる事になるから耐えるしかなかった。

母は料理について頻繁に「なんで私だけこんなことしなきゃいけないのか」「私は女中か」と俺に言っていた。そこまで料理が嫌だと言うなら、と思い俺が料理をしようとした時もあったのだがキッチンに入った時点で凄まれた。何も解決できなかった。

したことは無いのだが、よく分からないサプリメント水素水なんかも無理やり飲まされ続けた。拒否権はもちろん無い。1度水素水意味が無いことをやんわり伝えてみたのだが激怒されて終わった。受験期によく分からない波の音のCD毎日20分聴かされたり、塩を撒かれたり、毎晩寝る前にご先祖さまへの感謝を述べなければなかったりもした。まあこれらは無で従えばいいだけだったから辛さはあんまり無かった。

勉強については度々怒られた。俺の成績が悪いことについて、勉強してる最中に1時間怒られることはよくあった。なんなら勉強中に勉強しろと怒られ続けたこともあった。これは母が酒を飲み始めた22時以降によくあった。このおかげで22時くらいに寝るようになったのだが、今度は寝てる最中もお構いなく叩き起して怒ってくるようになってしまった。俺は辛すぎて天井を見ながら無言で泣いていた。怒られている時はずっと無言で泣いていた。言い返すことなど許されなかった。「こんな成績で恥ずかしいとは思わないのか」ということをよく言われていた。

いちばん辛かったのは無視だが、度々「子育てに失敗した」と母から言われるのも辛かった。あれは自分自身への苛立ちを俺にぶつけていたのだろうか。俺に完璧人間になってほしかったのか。俺が東大に入る成績だったら母は優しかったのか。

小さい頃から母に「人の顔色を伺うな」と怒られていた。今も人の顔色を伺う癖は抜けていない。怒ってる人や不平そうな人に擦り寄ってしまう。だからメンタルおかしな人に好かれがち。メンヘラに寄りかからせてしまう。母とももしかすると共依存になっていたのかもしれない。

ちなみに父親は俺のことがあまり好きではなかった。俺は9歳からオタクだったんだが、12際の頃に父からオタク社会に不必要オタクは死んだ方がいい」と言われてからずっと距離を取っている。

実家にいた頃、とにかく自由が欲しかった。自分意思で行動したかった。逃げたところでどう考えても結局母と2人の家に連れ返されるのは見えていた。

幸いにも父の稼ぎが良かったか大学で母から離れ東京に出てこれた。東京で念願の一人暮らしだ。一人暮らし中も母からネトストされて激怒の連絡が来るとかあったけど、今は3年か4年に1回くらいしか帰ってない。そして母からの連絡は全て無視している。

ご飯も食べられたし殴られていた訳でもないしお金もあったし教育も十分受けられた。虐待されていたわけではない。なんなら恵まれ環境だったと思っている。贅沢と言えるような環境だったのにも関わらず毒親育ちを自称するのは被害者面して気持ちよくなっているということなんじゃないか、こう思い今まで目を逸らし続けていたのかもしれない。ここでも人の顔色を気にしている。自分が辛ければ辛いでいいのか。

結婚願望はある。俺は辛くない家庭を築きたい。しか孤独以外の家庭を知らない。父親がいる家庭を知らない。

家族ってなんだろうね。

2023-08-12

弱者男性主人公にした作品

阿Q正伝魯迅 中国

弱男度:★★★★★

悲惨度:★★★★★

弱男文学界ラスボス貧乏ブサイクで字も読めない性格も悪い主人公阿Q(仮)が、何の救いもなく転落していく話。

精神的勝利法」という思考法も阿Q(仮)を弱男たらしめている重要要素。底辺なのにプライド人一倍高い。

金持ち女中に言い寄ろうとして逃げられ村八分になり、盗みを働くようになる。

革命に便乗して騒いでいたら、最後頭が悪いせいで冤罪処刑される。

何が悲惨かというと、死んで悲しまれないどころか死自体冤罪無意味なところ。

ノートルダムのせむし男ヴィクトル・ユゴー フランス

弱男度:★★★★☆

悲惨度:★★★★★

阿Q正伝東洋の弱男文学代表だとしたら、ノートルダムのせむし男欧州代表

主人公カジモドは見た目がキモいという理由で親から捨てられて幽閉されて育てられる。

自分に優しくしてくれた美少女に恋するけど、美少女はカジモドに怯え、チャラ男騎士(既婚者・クズ)に恋をする。

美少女自分に振り向くことな処刑されて、カジモドも追いかけるように死ぬ

カジモドは阿Qほど性格が悪いわけではないので、弱男度は少し下がる。

方舟さくら丸(安部公房 日本

弱男度:★★★★☆

悲惨度:★★☆☆☆

「豚」というあだ名自称「もぐら」は、名前通り豚のように太っていてモグラのように穴蔵にこもって生活している。

穴蔵は地下の採石場跡でシェルター。そのうち起こる核戦争に備えて「方舟要員」にふさわしい人間を探している。

そしてインチキ昆虫を売る元自衛官サラ金取り立て屋、結婚詐欺女を選出する。

そんなこんなしているうちにジジババ清掃隊やらDQNグループシェルターに入り込んでくる。

この主人公もぐらは見た目がキモいだけでなく、結婚詐欺女の放尿音を聞き耳を立ててたり色々キモい

ただ阿Qやカジモドと比べて、まだ人間扱いされているのと、他の登場人物ももぐらと変わらず全員クズ悲惨度は低め。

詐欺女には鴨にされているフシが有るけど。

よだかの星宮沢賢治 日本

弱男度:★★★☆☆

悲惨度:★★☆☆☆

よだかは兄弟は美形なのに自身ブサイクなせいで嫌われていて、終いには「鷹」と名乗るなとまで言われてしまい、故郷出奔する。

その内自分以外の生命を食べて生きている事自体嫌悪感を抱くようになる。

いっそ焼け死んでもいいと太陽に近づくけど「星のところにいけ」とあしらわれ、

星のところに行っても相手にされない。どこにも居場所がなく飛び続けて最後は青く燃える星となる。

一見するとかなり悲惨だが、阿Qや豚と違いむしろ人柄は高潔最後は星になっているので弱男度・悲惨度はやや下がる。

弱男も高潔な魂を持てば星になれるよ…。いや、現世で何とかしてくれよ。

追記

弱者男性であることと性格の悪さは関係ない」というコメントが有るけれど、

性格人間社会生活をする上で重要パラメータなので無関係ではない。容姿年収健康と同じぐらい重要

ブコメに上がっている「寅さん」は、ダメ人間だけど憎めないところがあって、

おそらく困窮してもさくらタコ社長が助けるだろう。そういう意味で弱男度はかなり低くなる。

のび太もだめな子だけど、しずかパパが「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人」と称賛するぐらいの人柄で弱断度は低め。

2023-08-08

映画君たちはどう生きるか」のキリコについて(感想文)

映画君たちはどう生きるか」を観てきた。

うまい言葉がみつからないけど、アニメーションとしては、スタジオジブリ集大成といってもいい、すごい映像作品だと素直に思った。

・「インコ」というジブリ史上でもっとキモ可愛なキャラクター爆誕しているので、それだけでも見る価値がある。早くグッズ欲しい。

唐突に色々な出来事モンスターアイテムが目まぐるしく登場するので、初見理解が追いつかない感もあったが、むしろ神話的で良いと、魅力的に感じた。たぶん、わざとそういう配置にしてる。

特に個人的感想として、もっとも印象深かったのがキリコという登場人物だった。

以下、考えたことをメモする。

↓↓↓以下、全てネタバレかつ妄想↓↓↓

 キリコ異世界(塔の世界)に迷い込んだ眞人が最初出会う案内人漁師)であり、『千と千尋』の湯屋女中のような主人公との関わりを連想させるキャラクターだとも思う。後に、その正体は主人公(眞人)と同時に異世界に入り込んだ従者(老婆)であることが作中で明かされている。

 はじめは、この案内人は老婆であったキリコ異世界で変身した姿なのかと思ったが、どうも違う。この若い姿のキリコは(恐らく)数十年前に異世界(塔の世界)を訪れていた、若き日のキリコなのだ

 そして、眞人と同時に異世界侵入したはずの老婆キリコは、若き日のキリコより、木彫の人形として眞人に託される(映画ラストで、この人形が老婆キリコに変化することから、これが依り代のようなアイテムになっていることは明らかである)。

 しかしなぜ、老婆キリコ異世界で木彫り像に変身しなければならないのか?それは、パラドックス回避の為、時空が混然一体となった異世界(塔の世界)には、2回目は入れないルールがあるからではないか、と考えた。

 ではそうだとして、何故、異世界侵入していないはずのその他の従者(老婆)たちも、老婆キリコと同様に木彫り人形として異世界で登場していたのか?この関係は紐解く必要があるように思う。

 一つは、現実世界からの老婆キリコは、他の従者(老婆)たちと同列に、この異世界(塔の世界)には不在であることを示すたんなる装置としての(木彫り人形の)意味合いはあるだろう。

 では、他の従者(老婆)たちも若き日のキリコと同様に、過去異世界に招かれていたということなのか?この点については、実は、キリコ以外の従者たちは、ワラワラ様が現実世界に生まれ、育った姿なのではないかと思うのだ。つまり彼女たちは大叔父が作った異世界に魂の起源体験を持つので、作中の異世界では木彫り人形として描かれたのではないか(2回目は入れないルール)。つまり過去異世界と縁があった存在であることのメタファー暗喩)が木彫り人形なのだと思う。

 そう考えると、丸くて小さくてもふもふした従者(老婆)たちと、背筋の伸びた老婆キリコキャラクターの対比も分かりやすい。異世界でのワラワラ様とキリコ関係性を、現実世界でも再現しているというわけだ。

 そして、実はキリコは大叔父血縁者なのではないか。つまり血筋的にも大叔父・ヒミ・眞人と関りのある重要役割を担う存在だったのではないか

 異世界(塔の世界)では、大叔父とその血縁しか主体的世界に影響を与えられない……という風に理解ができそうな台詞描写も作中にあったと思う。だから異世界での鳥達は変容・進化?してしまったし、直接の血縁ではない眞人の父は異世界には入れない。他方で、ヒミは火を操る神通力により世界浄化破壊?する役割を与えられ、キリコは循環と再生を扶ける役割が与えられているのだ。

 作中序盤で描かれる現実世界での老婆キリコは、他の従者たちと違って、なんとなく可愛げがなく、めざとく狡賢い性格として描かれている。しかし、あの異世界で描かれるように、面倒見がよく逞しく凛々しい姿が、キリコ内面なのである。だから、老婆キリコは、眞人を心配して廃墟の塔までついてきてしまうのである

 ここまで考えると,老婆キリコが作中でもっとも印象深く愛しいキャラクターに思えてこないだろうか。

↑↑↑以上↑↑↑

SNSなどでストーリーが分かりにくいという前評判をみていたが、物語構成は『千と千尋』や『トトロ』と同様で、トンネルを抜けた先の異世界で試練を経た主人公が、何かを現実世界に持ち帰る構造であり、ファンタジー系のハヤオ作品の中ではむしろ分かりやすい部類だと感じた(個人的には『ポニョ』とかの方が難しくてついていくのがしんどかった印象)。

「結局、アオサギは何者だったのか?」など未消化の要素も多いので、また時間があれば鑑賞に行きたいです。

2023-06-28

人間が回転する時ランキング

1位 観覧車

2位 メリーゴーランド

3位 体育の時間でやる前回り

4位 側転

5位 遊園地コーヒーカップ

6位 ジェットコースター

7位 回転空中ブランコ

8位 USJフライングスヌーピー

9位 運動測定でバットに頭をつけて10回転するやつ

10位 江戸時代女中があーれーとされるやつ


こうしてみると、人間が回転するのは主に遊園地だと分かるな

2023-06-27

世の中が女中心で回っててホント吐きそう

ネットもそうだけど女中心のネタ記事ばかり。ホント男って人権無いんだなーって思っちゃう

勘違いした女が男にケンカ売って本気パンチボコボコにされちゃう動画とか好き

2023-06-26

anond:20230626145410

昭和でもあったんだなあ

女中「いやん、やめてください (笑)

女中が近くを通るたびにケツをもんでた

島耕助読め

大昔の天才芸術家

喧嘩の末に人を殺してたり

愛人20人囲ってたみたいな逸話

豪放磊落な感じで今では天才性のスパイスになるだろうけど

これが女中が近くを通るたびにケツをもんでたみたいなエピソードだったら

いくら昔のこととはいえ

キモすぎてキャンセルされるかもしれないと思った

2023-05-28

東鳩マルチってさ

女中ロボットの割に家事料理ダメだったりとか性能に微妙な所があるわけだが、セクサロイドとしては顧客満足度100%なの、本来用途はそっちとして開発したとしか思えないよなー

2023-05-23

anond:20230523082227

それは育児以外の仕事をせず子供に手間暇かけられる裕福な専業主婦同士の話だよ

もっと裕福なら女中を雇ってたので中の上くらいか

食うだけで精一杯な層は自分の子供見る余裕もないのに近所の子供の面倒見る余裕なんかあるわけがないので子供は他の年長の子供に丸投げか放置

からすぐ子供事故って死ぬし死んでもしょうがない扱いだし大人になれずに死ぬ子が多いからこそ出生率が高かった

田舎だって祖母育児する」なんて裕福な家だけ

大抵の家は大人は食うために全員で働くしかないので子守りは子供仕事、でなきゃ籠に入れたり柱に縛り付けて放置

2023-05-11

食べるフェチ系の作品教えてくれ!!!

なんか今日おすすめゲームとか漫画教えてもらう増田が多くてずるいずるい!!私もやる!!

どうやら食事シーン萌えらしく、何かを食べている描写がある作品大好物なんです。

条件

特に良かったもの

ストライクまでは行かないがかなり好き(普通食べ物からだろうか?)

食べ物関係ないが雰囲気かなり近い

意外とイマイチだった(方向性は合っているが何かが惜しい)

この辺ってどう?面白い

リストアップしてて気づいたんだけど静かに「美味しいねぇ…」って吟味するようなのが好きなのかもしれない。

最近では「八日さんが舐める」という漫画の連載初期がもう上品さと下品さのバランスハチャメチャに良くて、熱いメールを送りつけたりもしてたんだけどどんどんよだれがグチャグチャ垂れたりヘソの垢を舐めとろうとしたり臭そうな女が出てきたりしてダメなっちゃった。悲しすぎる。

以上!とりあえずなんでも試してみたいので教えてくれ!!

2023-03-05

映画仕掛人・藤枝梅安」 脇役の役名の覚え方

梅安さんや、彦さん、おもん、おみの、嶋田大学様あたりは、作中で頻繁に名前が呼ばれるので覚えられるのだけど、

たまにしか出てこない人や、名前に特徴がない人はすぐに忘れてしまう。

そこで、忘れやすい脇役の人の名前ダジャレで覚えられるようにしてみた。

梅安家の女中下ネタに積極(せっきょく)的な、おせきさん。

瀕死で寺に運ばれた娘:生き残る知恵(ちえ)が必要な、おちえさん。

ちえさんを守るめっちゃ強い侍:石のように硬い頭を持ってる、石川さん

梅安に仕事を振る元締め:梅安さんに貨幣(=金)を払う、嘉兵衛さん。

あとは、

ゴザの上でもレイプしそうな御座松さん

キチガイ顔の万吉さん

善人のフリする善四郎さん

梅安に寺で殺されて、床に沈んだ、おしずさん

手が震えて、お水こぼすよ、おみよさん

このくらい覚えておくと、物語を鑑賞する際の解像度が上がるのでちょっとお勧め

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