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2018-03-22

母子手帳にまつわる都市伝説

母子手帳には出生時の記録を医師が記入するページがあるんだけど、そこには本当の事は書かれないのだ。何故かというと、出生時にトラブルがあった事などを正直に書いてしまうと、お受験差し支えからなのだという。

お受験が行われているような名門幼稚園では、願書に母子手帳コピーを添付するか面接の際に母子手帳その物を提出させられるらしい。そして母子手帳記載内容がお受験の合否判定の一材料となっているそうなのだ

そんなわけで、母子手帳医師が本当の事を書いてしまうと、あとで「これではお受験に通らない」という苦情をもらうおそれがあるので、今は出生時の記録を母子手帳に詳細に書くことはないのだという。

これはネットのどこかで読んだ話で、私自身は胡散臭ぇ話だなぁと思う。

しかし現に、うちの次女の分の母子手帳には、次女が産まれる際に死ぬか生きるかの瀬戸際だった事がわかる様な記載は一切無いのである

私は単に担当医師が大雑把な性格故に必要最低限の事しか書かなかったんだろうなんて思っていたが、どうなんだろう。

ところで、次女誕生からもう数年経つのだが、分娩方法帝王切開だった為に私が自分にかけている保険から、大した額ではないが保険金がおりると知ったので、請求申請をしてみた。

私のお世話になった産院は、出産当時まだITが導入されていなかった為に、申請必要書類の「診療明細書」を出すことが出来なかった。そのため、診療明細書のかわりに医師診断書を提出する必要がある。

それで診断書を書いて貰った訳だが、その用紙の「手術の原因となった疾患」の欄には次のように書かれていた。

妊娠39週 胎児仮死」

あの緊急帝王切開を受けた時、医師は私にそんな病名は言わなかった。

赤ちゃん心拍数ちょっと下がってるんですよね。このまま自然に産まれるのを待ってもしも万が一何かあったら大変だから、早めに出しちゃいましょうか?」

と、そんなに焦る風でもなく言われたのだが、私がじゃあお願いしますと答えるや否や、怒濤のごとくに手術の準備が調えられ、5分で出します!という医師宣言通りに次女は産まれて来た。

次女は一応元気な産声を上げたが骨と皮だけに窶れており、一ヶ月くらい元気が無く寝てばかりいた。

そうだったんだよなぁ、あのとき次女は本当に危なかったんだ、と、診断書を見てしみじみ思った。

母子手帳はやけに小さい身長体重の数値と「母体出血量 少量」「分娩方法 腹式帝王切開術」それに担当スタッフ名前くらいしか書かれていない。

 
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