はてなキーワード: 板場広志とは
もう一度いうがNTRは最早エロ業界では成立しないジャンルになってしまった。
必然的に描写される間男とヒロインの情事において,俯瞰するプレイヤー(読者)は男でも女でも「気持ちいい」立場の目線に立ち,もはや寝取られた主人公に没入せず敗北者と見下すことしかできない。
NTRというジャンルに於いて抜くシーンはエロに非ず,それは絶望する主人公の心情であったはず。
つまりNTRにおいてエロシーンは本来不要であり,あっても覗き見るまたは見せつけられるワンシーンのみで,間違っても「回想モード」なんてものが実装できる量ではない。
愛する人を失って絶望の淵に立つ主人公に没入するのはどうしようもなく「辛い」。できれば間男やヒロインの「気持ちいい」立場になりたいと誰しもが思うだろう。
しかしそれでもその絶望と苦しみに酔うマゾヒズムと,ある種のホモセクシャル地味た共感力を持っている人こそが「NTR(作品が)好き」と名乗れるんだと思う。
今のエロ業界には実質寝取りなNTRゲーと寝取りしか許せない自称NTR好きしかいないために,誰もが寝取りゲーをNTR,NTRと褒めそやす。
今更エロシーンがない真のNTRゲームなんて博打を打てるメーカーもなく,またユーザーは「NTRなのにエロシーンがないなんて詐欺だ」と余裕なく必要以上に叩くだろう。
詐欺がどちらかなんて考えもせず。
さて,エロ業界でNTRの描写が難しいとなるとエロシーンがなくても文句を言われない一般誌になってしまうが,
・ハーレム至上!
・アクセントとして異種姦(寝取り)!!
が全盛期であるこのなろう時代に誰がそんなもの描こうというのか。
現役エロ漫画「板場広志」が一般誌でそれはそれは見事なNTRを描いたが,案の定レビューは炎上してしまった。もはや一般誌においてもNTRは存在を許されていない。