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2019-06-04

NTRは最早エロ業界では成立しないジャンルになってしまった。

もう一度いうがNTRは最早エロ業界では成立しないジャンルになってしまった。

必然的描写される間男ヒロイン情事において,俯瞰するプレイヤー(読者)は男でも女でも「気持ちいい」立場目線に立ち,もはや寝取られ主人公に没入せず敗北者と見下すことしかできない。

NTRというジャンル於いて抜くシーンはエロに非ず,それは絶望する主人公の心情であったはず。

まりNTRにおいてエロシーンは本来不要であり,あっても覗き見るまたは見せつけられるワンシーンのみで,間違っても「回想モード」なんてもの実装できる量ではない。

愛する人を失って絶望の淵に立つ主人公に没入するのはどうしようもなく「辛い」。できれば間男ヒロインの「気持ちいい」立場になりたいと誰しもが思うだろう。

しかしそれでもその絶望と苦しみに酔うマゾヒズムと,ある種のホモセクシャル地味た共感力を持っている人こそが「NTR(作品が)好き」と名乗れるんだと思う。

今のエロ業界には実質寝取りなNTRゲーと寝取りしか許せない自称NTR好きしかいないために,誰もが寝取りゲーをNTR,NTRと褒めそやす

今更エロシーンがない真のNTRゲームなんて博打を打てるメーカーもなく,またユーザーは「NTRなのにエロシーンがないなんて詐欺だ」と余裕なく必要以上に叩くだろう。

詐欺がどちらかなんて考えもせず。

さて,エロ業界NTR描写が難しいとなるとエロシーンがなくても文句を言われない一般誌になってしまうが,

ハーレム至上!

アクセントとして異種姦(寝取り)!!

・または寝取りレイプ未遂!!!

が全盛期であるこのなろう時代に誰がそんなもの描こうというのか。

現役エロ漫画「板場広志」が一般誌でそれはそれは見事なNTRを描いたが,案の定レビュー炎上してしまった。もはや一般誌においてもNTR存在を許されていない。

エロも駄目,一般も駄目。ぶっちゃけいるのかも不明NTR好きはどこに流れるのか

 
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