はてなキーワード: アリルイソチオシアネートとは
スパイス | 主な辛味成分 | 辛味の特徴 |
唐辛子 | カプサイシン | 舌が焼けるような強烈な辛さ。もっともホットで持続性もある。 |
こしょう | ピペリン | ピリッとしたシャープな辛さ。 |
ジンジャー(しょうが) | ジンゲロール、ショウガオール | 甘い芳香性を伴ったさわやかな辛さ。 |
わさび、和からし、ホースラディッシュ | アリル芥子油(アリルイソチオシアネート) | 揮発性ならではの鼻にぬけるツーンとした辛さ。揮発性なので熱に弱い。時間が経つと辛さもぬけてしまう。 |
洋からし | ベンジル芥子油(パラハイドロオキシベンジルイソチオシアネート) | 弱揮発性。刺激の少ないマイルドな辛み。 |
山椒 | サンショール | しびれるような強い辛み。 |
Wikipediaによるとワサビとトウガラシの辛味成分は以下のようなものらしい。
「アリ辛い」と「カプ辛い」とかどうだろう。分かりづらいか。
ちなみに英語で「辛い」は「hot」とか「spicy」だけど、
「ツンとくる・ぴりっとする」という意味の「pungent」という表現もあるみたい。
pungentはコーヒーや紅茶などの渋みのことも指すらしい。
トウガラシを表現するのに「ホット」というのは日本でもよく使われるけど、
ワサビを表現するのに「パンジェント」というのは、ちょっと耳慣れなさすぎるか。
日本語の「ワサビ」の語源は諸説あるが「ワサ」は「走る」の意だという説があり、
あの鼻筋を走り抜けるような辛さを表現しているとも言われているらしい。
トウガラシはカラい、ワサビは「ワサい」、という使い分けはどうだろう。
擬態語で言うと「ツーン」と「ヒリヒリ」という違いで、