http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/kounai/pdf/kounai.pdf
●リンクについて
ホームページのリンクについてはホームページの性格が万人に公開を前提としているも
のであり、ホームページのリンクには著作権がないものと考える、とするのが一般的である。
しかし、リンク集などには作成者がいるわけで、作成したリンク集に著作権があるとする主
張もある。従って、リンクを張る際には、該当ホームページの作成者に許諾を得ることを原
則とすることが望ましい。
(改行はそのまま)
リンク集に著作権があるとする主張もあるので、リンクを貼る際に該当ホームページの作成者に許諾を得ることを原則とすることが望ましいというのは変な記述に思います。
リンク集に著作権がある場合があると、リンクを貼ることに許可を取るべきには関係が無いと思うのですが。
むしろ、リンク集に著作権があるとする主張もあるという話をくっつけるなら、アドレスを貼った時点でリンク集の作成者に権利があるため(アドレスに権利は存在せず)、リンク先のサイトの作成者の許可は不要であるという記述の方がまだ自然に思えます。
2010年に出版された「ised 情報社会の倫理と設計 倫理篇」という本でもこの文章は取り上げられており、この論理は意味が分からないと書かれています。
「リンク集には著作権があるとする主張もあるからリンク先の許諾を得るのが望ましい」となると、もうわけがわかりません(笑)。
ただしこの資料は「平成15年3月31日発行」との事なので仕方ない面はあると思います。
当時はまだネット社会とそれにともなうマナーが成熟していなかった事情があるのではないかなと思います。
今でいうツイッターの「FF外から失礼します」に事情は近かったのかもしれません。