2024-09-19

勘違い騎士道事件って

日本場合ファイティングポーズをとるなど攻撃が予想できる段階で殴り殺したら、誤想防衛判断された

所論にかんがみ、職権により判断する。原判決認定によれば、空手三段の腕前を有する被告人は、夜間帰宅途中の路上で、酩酊したAとこれをなだめていたBとが揉み合ううち同女が倉庫の鉄製シヤツターにぶつかつて尻もちをついたのを目撃して、BがAに暴行を加えているものと誤解し、同女を助けるべく両者の間に割つて入つた上、同女を助け起こそうとし、次いでBの方を振り向き両手を差し出して同人の方に近づいたところ、同人がこれを見て防御するため手を握つて胸の前辺りにあげたのをボクシングのフアイテイングポーズのような姿勢をとり自分に殴りかかつてくるものと誤信し、自己及び同女の身体防衛しようと考え、とつさにBの顔面付近に当てるべく空手である回し蹴りをして、左足を同人の右顔面付近に当て、同人路上に転倒きせて頭蓋骨骨折等の傷害を負わせ、八日後に右傷害による脳硬膜外出血及び脳挫滅により死亡させたというのである。右事実関係のもとにおいて、本件回し蹴り行為は、被告人が誤信したBによる急迫不正侵害に対する防衛手段として相当性を逸脱していることが明らかであるとし、被告人所為について傷害致死罪が成立し、いわゆる誤想過剰防衛に当たるとして刑法六条二項により刑を減軽した原判断は、正当である

— 最高裁判所

最高裁判所昭和62年3月26日決定

けど、アメリカだとポケットに手を入れるなど、発砲が予想できる場面で警官が発砲したら、正当防衛扱いされるので、普通に正当防衛が成立しそう

これアメリカ人になぜ正当防衛が成立しないのか説明するの難しそう…

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん