■米民主党の大統領選挙でのゴタゴタまとめ

• 1940年：現職フランクリン・D・ルーズヴェルト、従来の慣例だった2期での引退をせずに3期目目指して出馬、勝利（のちに憲法改正で正式に3選が禁止される）
• 1948年：人種平等を掲げる現職ハリー・トルーマンに反発し、南部出身の党員が離党し独自候補を擁立。民主党が分裂したので共和党候補トマス・デューイの必勝と思われていたところ、なりふり構わぬ選挙戦が功を奏しトルーマン再選（のちにトルーマンが「デューイ、トルーマンを破る」の誤報を載せた新聞をニッコニコで掲げてる光景がミーム化する）
• 1968年：現職リンドン・ジョンソンが順当に再選かと思いきや、上院議員ユージーン・マッカーシーが出馬表明し予備選でジョンソンを追い詰めたので、ジョンソンが再選を断念。それを見て「これいけるんじゃね？」と出馬した前大統領の弟ロバート・ケネディがカリフォルニア州で勝利し、ほぼ指名確定となった段階で暗殺。最終的に党のお偉方が推した副大統領ヒューバート・ハンフリーが候補になるが、「お前ベトナム戦争推進してたじゃねーか！」と党内左派から総スカンを食らい、本選では元副大統領リチャード・ニクソンに惜敗
• 1972年：予備選を勝ち抜いた上院議員ジョージ・マクガヴァンが副大統領候補に選んだ上院議員トマス・イーグルトン、党からの正式な指名後にうつ病の既往歴があることが判明、候補から降ろされる。新しい副大統領候補がなかなか決まらず、あまりのｇｄｇｄっぷりに支持率がダダ下がりし、本選で現職リチャード・ニクソンに惨敗（なので、ウォーターゲート事件の発覚当初は「放っておいても勝てる選挙だったのに、わざわざニクソンが盗聴するわけないじゃん」と言われてニクソンは無関係と思われていた）
• 2000年：副大統領アル・ゴア、一般投票での勝利にもかかわらず選挙人投票で敗北。一般投票で勝利した候補が選挙人投票で敗北するのは、1888年の現職グローヴァー・クリーヴランド以来112年ぶり4度目（次が2016年の元大統領夫人ヒラリー・クリントン）
• 2024年：現職ジョー・バイデン、予備選の日程があらかた終わり、代議員の配分が確定したあとになって撤退表明。この段階での撤退は前代未聞←New!!!

Permalink | 記事への反応(2) | 08:06

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