そりゃそうだよなあ。
普通だったら絵筆を取るのすら億劫になられる年齢でまだまだ精力的に創作に励んでおられるんだから。
多少、絵に変化があってもあたり前のことだ。
それらを巡っていって最後にたどり着く展示物たち。
いやあ本当にすごいおじいちゃんだと思う。
これでいてとりたてて絵の勉強をしたわけでもなくアニメーターの師匠がいるわけでもなくほぼ独学我流であるという事実。
宮崎駿ですらデッサン教室に通っていたエピソードとかがあるというのに……。
そういう人が自分には創作で食っていく才能なんて無いと一度は見切りをつけているというのも恐ろしい。
一度就職した会社の仕事が全然あわなくて、たまたま求人で見た虫プロに応募してくれたからよかったようなもんの、就職した会社での仕事にそれなりに面白みを感じてたら、その後の安彦氏は存在しなかったんだぜ。
安彦良和展に見に行ったけど劣化はやっぱりもうどうしようもないね ああいう才能と一緒の時代に生きれたことが一番の幸せだ