2023-09-09

役職能力評価賃金関係

会社の基本となる構成要素は、「ヒト・モノ・カネ」と、言われている。

この構成要素の中で最も重要ものは、「ヒト」である

なぜなら、モノやカネは、他の会社でも用意することができるが、ヒトは簡単に用意できないかである

まり会社の最も重要構成要素は、ヒトである

また、会社の中の「ヒト」は、「偉いヒト」と「偉くないヒト」がいる。

「偉い」とは、「役職が上」という意味である

役職」が上位であればあるほど、そのヒトは「偉い」のである

なお、会社でよく聞く「取締役」は「偉い」とは関係ない。これは会社法で決められている役割である

社長副社長部長」は会社が決めている職制上の上下関係であり、この上下関係によって偉さが決まる。

この「偉さ」は何で決まっているかというと、会社所属するたくさんのヒトを管理し、成果を上げる能力で決まっている。

要は、たくさんの人を使って、大きな利益を作り出せる人が偉いのである

ここには、その人の業務遂行能力関係ない。

どれだけ、すごいシステムを作れようと、どれだけたくさん契約できようと、どれだけたくさん事務処理ができようと、偉くはないのである

ここで、ちょっとおかしな事が起きている。矛盾していると言ってもよいかもしれない。

最初に、簡単に用意できない「ヒト」こそが、会社の最も重要構成要素である、と導いた。

しかし、こと会社の中では、簡単代替できない「ヒト」は「偉く」ないのである

評価されないのである給料をいっぱい貰えないのである

まとめると、以下である

これが、現在会社評価制度矛盾であると、自分は思っている。

そこで、会社評価制度は、次の2つの能力で人を測るべきであると思っている。

この2つの能力の内、どちらかもしくは両方の能力がある人を「偉い」とすればよい、と思っている。

そうすれば、以下のように、会社代替できない構成要素を高く評価できる。



人は、会社の中で、上記の2つの能力を発揮して、会社に貢献している。

しかし、業務遂行能力は、ある程度しか評価されない。

天才的な閃きの下に画期的製品を作れるヒト」や「神がかり的なコミュニケーションで商談を取ってくる人」は、ある程度しか評価されないのである

会社が、他の会社にない、代替できない存在となるには、「これらの代替できない能力のヒト」を社長部長以上に評価すべきだと思う。

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