2023-08-22

自分のやりたいことがマジでしょうもない場合どうしたら良いのか

人類学者ルネ・ジラールによると、欲望とは具体的な対象に対する欲望ではなく、他者欲望模倣するところから始まるという。つまりみんなが欲しいものが欲しくなる。

例えばiPadが欲しいと思うとき、その欲望自分の中から生じたものではない。近しい人間YouTubeガジェット紹介を見て、他の人間が欲しがっている様を見ることで自分にその欲望が湧く。

これはモノに限らず、例えば英語勉強したい、上手なイラストを描きたいと思ったとき、その欲望自分が知っている誰かからもたらされたものではないだろうか?

このような他者欲望リブンの欲望を欲し続けても、模倣するべき他者無限存在するので不毛である

したがって特に理由もなく自分から好んでやり続けてしまうことに価値をおいて、時間と労力を注ぐのがいい。

という話を聞いて、自分場合何が無心で好ましく続けてしまうことかな…と考えたところ、一つ思い当たりました。

リセマラです。ソシャゲインストールアンインストールを繰り返して、最初ガチャで当たりが出るまで繰り返すやつ。

原神とか崩壊スターレイルとか、ストーリー一切やらずにリセマラだけやった。もちろん最初こそまさにみんなが欲しいものが欲しくなる模倣欲望だったけど、今やもうリセマラ自体が好ましい行為になってる。

なんというか、ただただ不毛作業のように感じるかもしれないが、労力と時間を費やすことで必ず当たりが引けることが約束されているのが良い。期待値プラスなのが確定しているので、試行回数を積むことがあまり苦にならない。

より抽象化するなら、確率的にプラスだと分かっている行為確率収束するまで続けることが苦にならないし、むしろ好ましい。そういうかんじ。

でも、リセマラかぁ…。めし食えなそう…

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