2ヶ月近くに渡る長期帰省から戻ると、一人でいることが無性に寂しくなった。
三十余年生きてきて、これ程までに寂しくなったのは初めてかもしれない。
異性にまったく縁無く生きてきた。
モテるタイプではないという自覚があり、人とコミュニケーションを取るのが苦手でもあった為、今までは特段気にしていなかった。
「恋愛をしたことがない」という劣等感はあったものの、1人でいることは気楽だった。
今回、幾つかの用事が重なり、帰省して2ヶ月近く実家で過ごすこととなった。
久しぶりに両親や祖父母、兄弟や甥姪といった他人と頻繁に顔を合わせ、会話し、食事や遊びに出かけた2ヶ月だった。
家族中は悪くなく、まだ幼い甥姪も懐いてくれていて非常に可愛い。
普段取らない量のコミュニケーションに疲労を覚えたものの、楽しい時間だったと思う。
そうして1ヶ月過ごして用事を済ませた後、実家から住み慣れた自分の家へと戻り「実家も悪くなかったけど自分の家が一番リラックスできるな~」なんて思いながら一日経ったら、無性に寂しさがこみ上げてきた。
一緒に食事を取る人がいない。
今までは当たり前だったことに、寂しさを覚える。
1ヶ月家族と過ごしただけでメッキを剥がされた気分だ。
1人は気楽だの孤独に適正があるだの思っていたが、単純に感覚が鈍化し麻痺していただけなのかもしれないい。
恋愛だのはまったく分からないが、一緒に人生を歩む人を今からでも探した方が良いのかもしれないとまで思いだして来た。
普通の人?が恋人や家族を欲しがる/作りたがるのは、こういった気持ちからなのだろうか?
独りで生きている人は、こういった気持ちとどう折り合いを付けているのだろう。
正直、恋人だの結婚相手だのを探すのは面倒臭い。今まで何も行動をしてこなかったから、何から始めれば良いのかも分からず非常に億劫だ。
自分でも嫌になるくらい自己中心的なので相手に嫌な思いをさせるんじゃないかという恐怖もあるし、「寂しさを紛らわす手段として相手を探す」のも不誠実じゃないかと感じる。
少し経てばまた感覚が麻痺して気にならなくなるだろうし、というのもある。
どうなんだろう。これからも独りで生きていけるのだろうか。
この寂しさはそのうち紛れて気にならなくなるのだろうか。
さみしいなぁ。
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結婚の最大のメリットは「あの時頑張って結婚しておけばよかった」という将来のしない後悔を無くせることやで。
少しでも違和感などを感じた時に行動してみた方がいいと思う。 人生で1番恐れなきゃいけないのは孤独だ。