2023-01-19

マンガ編集者は悪の職業から

とある同業者誹謗中傷を受けている。

なんでも公共の場で、こんな感じのことを言ってしまったらしい。

——マンガ編集者提案に、愚直に従ったネームを返されるとガッカリする。

これにコメント殺到している。パワハラ類型だの、ハラスメントだの、イキリだの、プロ意識が低いだの、作家のやる気を無くさせて潰してるだの、いじめだの… 中には、サイコパスだ、とするものさえあった。サイコパス

彼らの中では無名大衆が誰かを「サイコパス」だと断じるのはハラスメントにもイジメにもならないらしい。

だけど俺は個人的には、マンガ編集者にも非はあると思ってるぜ。なにせ、世間的にはマンガ編集は悪の職業からな。

世間一般理解では、マンガ編集発注元で依頼主で、作家ネーム見積もりで、編集者提案修正指示に当たるようだ。そんな中で、リテイクに費用も発生せず指示の意図も明確にしないのならば無責任だとみなされるのも無理はない。集団リンチ社会的制裁を受けても仕方ない。コメントには、マンガ編集者は何の作業もせず文句を言うだけで給料を貰えるのだ、と言っている人までいた。「内心でガッカリする」マンガ編集者作家コミュニケーションが取れてないと思われている。「編集者提案には必ずしも従わなくていいですよ」のような事を作家に伝えてないとみなされてる。

からマンガ編集公共の場で、業態の実情を知らない世間一般の人に向けてその考えを伝えたいなら、「編集者提案には必ずしも従わなくていい」「もっと面白くして持ってくるのが作家」ってコンセンサスは取れてますよ、信頼関係確立されていますよ、とワザワザ明言する必要がある。

  • ふふっ

  • なにせ、世間的にはマンガ編集は悪の職業だからな。 ゲーム配信者でもモデレータとか裏方のスタッフは悪者にされがちだよ。 要するに、中抜きだと思われてるんだろう。

  • たぶんマンガ編集の職業自体が怨念を貯めてきたからそうなってるんじゃないか。 持ち込みとか言う、悪習の。 二束三文のうだつの上がらない人生と決別するために情熱のすべてを注...

    • 漫画の編集者とか、Vtuberの事務所とか、同人誌の印刷所とか、 「人気商売に携わる一般人」は 何かあればすぐ「とにかく悪いんだろ」という色眼鏡で見られがちだからな

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