・ライバル
・仲間
・親友
・宿敵
といった無数のレイヤーが重なっているわけじゃん。
この中には矛盾としか思えない属性も含まれていて、特にベジータから見たときなんて
・俺の方が強いといつか証明する
・お前がナンバーワンだ
この関係性の曖昧さの果てにベジータはバグって悪堕ち(本人談「思い出しただけ)したりもしてる。
何が言いたいかって言うと「関係性に一文で説明できるような完全な答があると思うな」ってこと。
よく腐女子なんかが関係性の解釈で揉めてるけど、その中で「こっちのがいい」じゃなくて「これに決まっている」と言い出すとあーあー程度の低い人が来ちゃったなとそっ閉じしちゃうんですよね。
だからこそ「関係性に答を出す/出さない」なんてテーマが恋愛モノでよく扱われるわけで。
時には結論を出したタイミングによって優先されるレイヤーの力関係が変わり過去の関係に対しての回答が塗り替えられることもある。
たとえば告白にOKを出した途端に過去の関係が恋愛の始まりだったことに急に塗り替わるシーンなんてよくあるっしょ。
関係性は重なり合う無数のレイヤーであり、その中からどれを優先するかは解釈次第だよ。
これを応用することで作中の友情関係を「恋愛関係の芽だった」ことにするのは妄想二次創作界隈では常套手段だ。
そこに何故か時折「拙者!答えわかるでおります!これです!これ!」と言い張る奴がおる。
違うんだよなー答はないんだよなー。
それこそ原作で答が出たっぽいあとにすら「もしも、あそこでアレがなかったら優先するレイヤーが変わって全然違ってたかもなんだよなー」が出来るんだよなー。
狭えなあお前の夢の世界は。
無限の広がりを持たせていけよ勿体ねえぞ。
って話。