『ちんこをうまくつかえない男』
俺のことだ。
男の土俵に上がれなくて遂に開き直って男の1番輝く時代を終えてしまった。
好きな女のために男を上げる努力が出来なかった。好きな女がいなかったからだ。
自分のために男を磨くモチベがなかった。自分に自信がなかったからだ。
女を誘う力はなかった。恐怖が勝って何も出来なかった。
男と張り合える強さもなかった。周りの男が強かで輝いていてイケメンであることが羨ましくて怖かった。
性欲は一丁前にあったが、それももう枯れた。
今更何をするでもない。何か言いたいつもりでもないが、数打ちゃ当たるといい気軽にマッチングアプリとやらをしてる若い男の話を聞くと、なんとも形容しがたい気持ちになる。
俺もそんなことことをやろうと思えていたら人生が違っていたような気さえする。
学生の時スカートの中を盗撮して警察に世話になったことがあるが、画像確認の際にスパッツが丸見えで笑っていた。色気もクソもねーなこの女、捕まり損だと我ながら思った。
酷い被害にあったという気持ちもなかった。調書を作るために何度も警察に行くのがだるかった。
弱者男性を保護しろ!という声にピンと来ないので賛同もできない。弱い人間は男女問わず助けるべきだと思うが男性だけが特別弱いという訳でもない。
この棒、なんなんだろうな。
精子を出すばかりだ。もうまんこに入れることはないし、もちろん赤子を作ることもない。
俺、本当に男だったんだろうか?
(感想)
これじゃ、ただの甘えた男ですよね。
失敗しても女は同情されるというイージーモードなのです。
男は自己責任とされ、救われません。
男とは悲しい生き物ですね。