中国のゲーム会社から委託を受けて日本市場でのローカライズや宣伝をやっている者ですが、奇妙な記事が流れてきました。
https://president.jp/articles/-/63173
正直にそのまま書くと「そういうタイトルもあるけど、ごく一部であって、全部がこうではない」がすべてです。
また、スマートフォン向けゲームと、中国産MMOやブラウザゲームとではやり方も違いますし、中国産のゲームだからと同じカテゴリーにされるのは困ります。
さらに、中国資本が韓国系ゲーム会社を買収して、韓国産ゲームのローカライズやプロモーションを日本の会社として代行することもあります。
さらにさらに、大手のTencentやNetease、Perfect Worldのようなゲーム会社が中国の田舎で展開しているフランチャイズもあります。
このプレジデントの記事が書いているのは、その中のごく限られたタイトルの話。それも成り上がりゲームという中国特有のジャンルだけかなと思いました。
https://chinagamenews.net/market-info-1027/
今、中国のゲーム市場は当局からの制限があり、大幅に縮小していることもあって、わりに課金してくれる日本市場を狙いたいという相談が増えているのも確かです。
https://toyokeizai.net/articles/-/583378
https://games.app-liv.jp/archives/523816
ところが、日本のゲーム市場は新作ゲームも旧作も広告タイアップではない紹介記事や事情説明記事が増えていて、むしろインフルエンサーやSNS広告だけでは成り立たなくなっているのです。
しかも、ニコパートナーズまで間違った内容をロイターに喋っていて、どうしたものかと。
https://jp.reuters.com/article/china-games-idJPKBN2RL076
情報が不足しているし、中国のゲーム事情を仕事として受けてやっている会社が少ないため、間違った情報が流れて、それがそのまま日本国内で事実として受け止められ、流通してしまっているのでしょう。
といって、それは違いますと業者が叫んでも意味がないですし、インディーやeSportsと同じような展開になるのでしょうかね。
中身なし
具体的なタイトルや事例を挙げての記事で、間違ってもないし奇妙でもないじゃん これを「中国ゲーム全体について書けてないからおかしい」と読む方がおかしい