2022-05-21

子猫のその後。

anond:20220520010919

 木曜日に、下の子がAちゃんからの子猫の様子を聞いてきた。子猫は沢山餌を食べたので沢山うんちをした、とのこと。

 住む家と育てる人が変わった事について、子猫ストレスを感じていなさそうでよかった。やはり、子猫にとってのママである籠とボロ布さえあれば、子猫はどこに行っても大丈夫なのだろう。

 餌を沢山食べてお腹一杯になると、子猫は籠の中に戻されても外へ出せとは騒がなかったものだ。そして子猫はボロ布をチュッチュと吸いながら眠りに落ちる。満腹になるのと心が満ち足りるのとは別の問題、という点では猫もヒトも変わらないのだなあ、と、ボロ布に吸い付く子猫に、うちの子供達が赤ん坊の頃に腹が一杯になっても長々と乳に吸い付いて離れなかった時の様子を重ねて見た。

 子猫好奇心旺盛な真っ盛りによそにやれてよかったと思う。うちは狭くて、子猫には探索のし甲斐がない。やっていいことより良くないことの方が多い環境は、子猫にとっては長居するには酷な環境だと思う。

 朝っぱらから子猫がよく食べよくうんちをした事が厄介事とは捉えられないお家に貰われたのは、本当によかった。けれども、私としてはAちゃん家と私的交流するのは正直面倒臭いなと思う。家と家との距離が学区の端と端くらいなので、敢えて付き合いする必要が無いのでよかったけれども。

「ご夫婦揃って猫にお詳しいんですね」

 とうらめし気な視線でじとっと見られたのが嫌な感じに心に残り続けている。飼えない猫を拾ったことで、ろくでなしと思われたのだろうか。

 子猫のことは早朝の路上で拾った。私道ではなく公道だ。あと三十分もすれば通勤ラッシュ抜け道として、住宅街にも関わらず沢山の自動車自転車があり得んスピードで通り抜けていく。ゴミ捨て場が近く、電柱にはカラスが停まって下を窺っている。そんな状況で、何も出来ない子猫を拾わないという選択肢は私にはなかった。

 けれど、世の中ではそんな事をする人間を現に見ると悪感情を懐く人が案外多いのかもしれない。ここ数年、何の巡り合わせか、登下校の最中怪我をしただのドブに落ちただので困っている子供に行き合って助けるしかない状況に何度か遭遇してしまったのだが、その度に気持ち悪いものを見るように噂をされ、人が離れていった。

 インターネット上でこうして書くぶんには偽善者と罵られることは少ない。だが、現実では化け物を見るように見られて終わる。誰もが認める人気者が同じ事をしてもそうはならない。まるで誰かを助けるにも資格がいるといわんばかりだ。

記事への反応 -
  •  先週の月曜日の早朝、カラスに食われそうになっていた子猫をつい拾ってしまった。  子猫は獣医さんの見立てでは、拾った日時点で生後1ヶ月くらい。しっかり牙が生え揃っていたの...

    • anond:20220520010919  木曜日に、下の子がAちゃんから朝の子猫の様子を聞いてきた。子猫は沢山餌を食べたので沢山うんちをした、とのこと。  住む家と育てる人が変わった事について、...

      • アンタなんでも気にし過ぎや …小説でも書いたらええよ

      • (^^)https://www.irasutoya.com/2015/10/blog-post_831.html?m=1

      • バーカバーカって言ってみなよ。 増田は人をバカにするのを自分に許したほうがいい気がする。 「気持ち悪いものを見るように噂したやつ、バーカバーカ! 離れていったやつ、バーカ...

    • 自分で飼えねーくせに注文の多いカスだな

    • 長いから読んでないけど、 サザエさんのタマは拾った捨てネコだったそうだぞ

    • AちゃんじゃなくAちゃん母が欲しいことで何か不都合があるのか、むしろ大人が欲しがってる方が良くね?

    • (^^)https://www.irasutoya.com/2018/05/blog-post_323.html?m=1

    • カラスの食べ物奪ってんじゃねーぞ?何善人ヅラしてんだ?

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