長期連載の物語での主要キャラクターの結婚や出産、子孫エンドって
置いて行かれたようで寂しくも思うんだけど、でもそれで良かったと思うような複雑な気持ちなんだよなー
単純に祝福する気にもなれなければ、かといって「最終回発情期」と叩くのも違うっていうか。単純に否定も肯定も出来ない気持ち。
特に女性キャラクターの場合、多分主人公かそうでないかで感想が異なる。
その女性キャラクターが主人公の場合には独り身万歳、自立した女万歳!くらいに思って、寧ろ恋愛要素は要らなかったと思う事が多いんだけど
主人公でなくて和製英語の「ヒロイン」の場合、たとえ望んでいた相手とは違っても誰かと結ばれるエンドの方で安心したと思う事が多い。
前者でいうと例えば風の谷のナウシカの原作はナウシカにはアスベルとくっついて欲しかったがそうならなかった事を自然に受け入れられたしスターウォーズシークエルのレイの恋愛要素は心底要らないと思った。
後者でいうとNARUTOのサクラはナルトとくっついて欲しかったし進撃の巨人のミカサはエレンとくっついて欲しかったけれど、自分の希望とは別の相手であっても誰かと結婚し子供を持って終わった事に安堵した。
こう、女性キャラが「主人公」だと誰とも結婚せずに独り身のまま終わっても主人公という地位が揺らがないから惨めにはならないけれど、
「ヒロイン」だった場合にはどうしても惨めな負け組というイメージが付き纏ってしまうんだよなー。だからたとえ本来は希望していたのとは違う相手であってもとにかく誰かとくっついて結婚出産エンドになってくれた方が安心するという気持ちが強い。