こないだ計3回のワクチン接種を無事終了した。
HPVは定期接種化で最近話題になることも多いが、そもそも女性だけでなく男性でも陰茎がん、肛門がん、喉頭がんなどの予防などメリットのあるワクチンである。
もっともとっくに成人した自分の年齢ではあまり恩恵は大きくないが、パートナーが受けるというのでいい機会だと思い、一緒に接種を受けることにした。
接種したのは9価HPVワクチン。ただし2021年に承認された<シルガード9>ではなく、海外で使用されている<GARDASIL9>を接種した。
9価というのは予防できるウイルスの型の数であり、従来の2価<サーバリックス>、4価<ガーダシル>よりも当然多くの型を防げるほうがいい。
ではなぜ国内で承認されている<シルガード9>ではなく、海外輸入品の<GARDASIL9>を選んだのかというと、その理由は以下である。
・<シルガード9>は男性に適用がない、つまり男性に接種し、何らかの副反応が生じた場合、国からの補償が降りない。
・しかし<GARDASIL9>は海外で男性にも使用されているワクチンであるため、民間の海外医薬品卸業者の補償制度がある。
以上の説明をクリニックで受け、納得したので輸入品の<GARDASIL9>を接種することにした。
ちなみにはじめはパートナーと同じクリニックで受けようとしたら、男性は対応していないと言われ、色々探し回って結局性感染症のメンズクリニックに行き当たった。
女性でも定期接種を逃した人は東京まで来て接種するということがあるらしく、男性では更に打てる場所は限られると思われる。
接種直後に強いズン、とした痛みがある。毎年打つ皮下注のインフルエンザワクチンとは違う、より深い筋肉の痛みといった感じ。コロナのワクチンも筋注なのだが、接種そのものの痛みはHPVの方が強い。接種翌日も軽い筋肉痛を感じた。ただしコロナワクチン後にあった微熱や倦怠感は一切なし。
予防医療こそが最強の医療なので、もっとワクチンが広がるといいと思う。
【追記】
そういや値段の話を書いてなかった。
3回で10万弱。いや高すぎでしょ、ってのはよく分かる。
いくら何でも自費やと高すぎや。医療費控除の対象でもないのに。せめてインフルぐらいにならんと定期接種や救済対象外に広がらんわ。