2022-01-17

2010年の「日本は、何で稼ぎ、雇用していくのか」って資料見てると辛

https://www.meti.go.jp/committee/summary/0004660/index.html

最も重視したのは、世界の中での日本産業現実直視することである。これまでの議論は、ともすれば、耳障りの良い「日本の強さ礼賛論」に陥ったり、非生産的自虐的な「悲観論」に走ったり、経済実態から乖離した「精神論と美文」に終始しがちであった。

再分配による成長の限界

特定グローバル製造業に過度に依存した成長となった2000年代は、景気の拡大期であったにもかかわらず、賃金は上昇しなかった。結局のところ、日本経済「全体」の「パイ」を拡大しない限り、成長は困難なのである

新自由主義的」な政策思想の後退と「国内雇用」への関心の増大

しかし、90年代に入り、省庁間の縦割りによる弊害が目立つようになり、「小さな政府」や「規制緩和」による民間活力の発揮を標榜する論調我が国にも広がる中で、いつしか、国は企業活動自由保証し、あとは何もしない方が良いという市場機能を無批判肯定する議論や、産業政策における国の役割をすべて否定するような議論さえ台頭するようになった。こうした中で、官民の連携の強さは失われ、相互距離は広がっていってしまった。

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