2021-11-28

少年アビス読んで

先週くらいに話題になっていたアッコちゃん世界一って漫画ブコメに、九州の息苦しさ繋がりで紹介されてたのきっかけに読んだ。15話まで読んだとこ。

はじめは引き込まれものはあるものの、何もない田舎から自分脱出できたしなと思った。けれど自分のことを振り返ったときに本当は違うのではないかと思ってきた。

漫画舞台同様に、ずっと同じような日常が続いていく感覚、小さい頃から関係が保存されたまま大人になっていく感覚はがあるのは何となくわかる。実際そんな環境に飲み込まれ未来もあったのかもしれない。

ただ自分地元の友人がいないような学校に行ったところからそんな未来からズレていったんだろう。たまたま勉強ができ、深い人間関係を築くのが得意ではなかったのでしがらみなく選択肢の中で偏差値が上の学校を選んだ。そこから大学進学とともに上京し、すんなりとはいかなかったが就職し、そこそこの暮らしをしている。

けれどふと思う。これまでの人生日常の延長じゃない選択肢を選んできたのかと。日常の中で選べる一番上と見做される選択肢を選んできただけの自分主人公たちに何の違いがあるんだろうか。

少年アビスを読んでいると、周囲に助けを求め、打ち破るアクション取って絶望を克服できないものかという考えが脳裏をよぎる。しかしその努力の仕方を知らないのは自分も一緒ではないか?状況は大きく違うが自分日常の延長を大きく破るようなアクションを取ってきたか?という疑問が浮かんでくる。

たまたま選択肢範囲が広く与えられ、それをモノにしてきたこ自体自分を褒めていいとは思う。そうでもしないと心が押し潰されそう。ただ今の自分田舎町の日常の延長にいることに気づいて怖さを覚えた。

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