最近気づいた自分の欠点が「人の不幸と自分の不幸を比べ『自分の方が恵まれていない、不幸せだ、あなたの方が恵まれている』と相手に主張し知らしめたくなる」という面だ。
自分の中で「自分は不幸なんだ、だけど努力してここまで頑張ってきたんだ」と思い込んでいるせいで、表面的に幸せそうなのに不幸だと主張する人を見ると、「私のように努力していないのに幸せそうなのはおかしい!不幸であるわけがない!」という気持ちが湧き上がるせいで相手の不幸を認められない。
これを痛感したのは、最近できた彼氏が所謂毒親育ちということが判明した出来事がきっかけだった。
彼氏はとても社交的で明るく、愛嬌もあってとても穏やかで優しい性格で、初対面の印象だけであれば「人生苦労してなさそう」であった。
あるとき私が過去にあった母親との確執を、話し合いの場を自分で設け解決したというエピソードを話したときに、「そういう話をきちんと向き合ってくれるお母さんが素敵だね」と、捉え方によっては親を擁護する発言を彼氏がした。その時「勇気を出して娘から母親に意見を出したのは私なのに。私がどれだけ苦しい思いをしてきたか分からないくせに、私はとても不幸だったのに!」ととても苛立ちを覚えた。
しかし、その後彼氏がポロポロと自分の家庭の話をし始め、実は過去に親が原因で不安障害になり学校に行けなくなったこと、話し合いの場も自ら設けたが相手にもされず孤独を感じたことなど、不幸の度合いを比べたら彼氏の方が圧倒的に上であることが判明した。
私は彼氏のことを心の底から心配したし、それと同時に自分の思慮の浅さ、思いやりの気持ちが無かったことなどを実感しとても反省した。
その人にはその人の地獄があって、自分と比べる必要なんてないのに、なんて浅はかな言動をしてしまったんだろうととても後悔している。
自分より幸せそうな人を妬んだり、自分より不幸せそうな人を否定するのではなく、自分の幸せと不幸せだけに真剣に向き合いたい。
とてもいい読後感 他人の成長するところをふと垣間見た時の嬉しさがある 「他人に敬意を持つ」って無駄に尊敬したような態度を取る事じゃなくて、こう言う事やんね
良い彼氏さんで、増田さんも素直で。いい話。
彼氏にいえ
こんな性格で彼氏作るなよ
かわいそうランキングの敗北者
これが彼氏ではなく同性の親友だったら、増田はまだ反発したのではないだろうか 彼氏/彼女という存在の大きさを感じる話だ