「男社会の男にとって“女と結婚する”ということは、“その女と結婚の契約をする”というより、
“今まで自分は〈女を所有していなかった男〉でしたが、この度〈女を所有する男〉になりました”と男社会に登録し直し、他の男との契約を結び直すことである」
とか言われていたけれど、いやそれって男女逆でも同じ事だよね?
「女が『男と結婚する』」という事だって、「その男と結婚の契約をする」というよりは、
「今まで自分は〈男を所有していなかった女〉でしたが、この度〈男を所有する女〉になりました”と、社会に登録し直す事だよ。
大抵の場合女は結婚すれば、相手の男の収入や社会的地位からの経済的社会的に様々な恩恵を得る事ができる。
『ファーストレディ』とかがその典型だし、そこまで行かなくともそこそこの会社の正社員の夫がいる妻は、本人は無職や非正規パートタイマーであっても一定の社会的評価を得られる。
そういう社会を形作っているのは何も男だけじゃない、女だってそう。現実でもネットでも、夫の収入でマウント取り合い比べ合いをしてるじゃないか。
女性差別について語る時、如何に女は結婚すると不幸になるかばかりを語る人ばかりで
「女は結婚しないよりもした方が絶対に得である」という事を無視して語る人ばっかりでうんざりだ。
今話題になっているアフガニスタンだって、結婚を強いられる少女達は不幸ではあるけれど、かといって結婚しなければ自由に楽しく生きられるかっていうとそんな訳はないんだよ。
結婚しない女なんてそれこそ恒常的にレイプの被害に遭うんだろうから。
太平洋戦争中のソ連兵に対する「性接待」だって、既婚女性は免除されて独身女性が標的にされた訳だから。
女は生きているだけで常に不特定多数の男から標的にされるが、特定の男と結婚する事によりそこから逃れられる…って側面を無視しちゃいけないと思うんだよな。
だから男社会における一番の弱者は結婚しない・できない女性。なのにフェミニストも殆どはそこは無視して結婚は如何に女にとって不幸か、結婚した女性はかわいそうかを語るばかりなので違和感がある。