2021-07-28

コロナ後も望まれ定着するテレワーク日本の再活性化を図れ

しかしまだ残る固定観念犠牲こそ重要

私の場合で言うと、インタビューや講演の形態が変わった。それらはほとんど全て、ビデオミーティングとウェビナー(オンライン講演会)になった。

しかし、人びとの固定観念が依然として残っていることを強く感じることが多い。それは、「どれだけ犠牲を払うかが重要」という考えだ。

例えば、オンライン講演会最初に、司会者が「このような形で申し訳ないが、コロナ下なのでご理解いただきたい」と言い訳を言う。「本来なら会場を準備し、そのためのコストを払わなければならないのに、それを節約しているから、申し訳ない」という意味なのだろう。

しかし、これは妙な論理だ。参加する側から見れば、オンラインなら全国どこからでも簡単に参加できる。それどころか、海外からでも参加できる。参加の可能性はリアル講演会に比べてはるかに広がっだ。

それにもかかわらず司会者言い訳をするのは、「講演会提供する成果ではなく、それに掛ける犠牲コスト)が重要」という考えがあるからだ。

インタビューについてもそうだ。

「直接の対面取材でなくzoom申し訳ありません」というお詫びを言われる。ある人は「記者は足で稼ぐ商売なのに申し訳ない」と言った。しかし、ズームミーティングにしてほしいとは、こちらが望んだことである

交通費時間をかけて取材に来るべきところ、それを節約しているか申し訳ないと、言っているのだ。この論理は、先の講演会司会者のそれとまったく同じものだ。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85506?page=3

こういう「気づき」を「言語化」できる人が東大出身者の特徴。

とにかく文章の内容に中身があるのが東大出身者。

野口さんがいうのであれば間違いなくテレワークは定着するだろうと安心した。

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