中学や高校の文芸部の「大会」や「コンクール」で賞を取ってしまうような人は、基本、プロの物書きになれない。
大学より下の学校で評価される創作物では、いかに教育的視点から健全であるかが重要視されている。
文芸部で好き勝手に書いている人や、友人同士で面白作品を回し読みしている人たちは別にいいのだが、
コンクールで賞を取るには、健全な高校生が書いた健全な作品であることが要求される。
そういう作品は、先生には褒められても、本屋で金を出してでも買いたいと思われるようなものとは真逆だ。
コンクールで賞を取るには、高校生の夢とかそういう綺麗で健全な話を書けばいい。
高校生でも出版社がやっている小説の新人賞を取ってプロデビューする人がときどきいるが、
綿矢りさのデビュー作は女子高生が風俗チャットで一儲けする話だったし、前回の文藝賞を取った女子高生も、援助交際している噂のある同級生の話とかだった。
そういう話を書かないとプロにはなれないが、逆にプロになれる様な人は、学校のコンクールで賞は取れない。
吹奏楽のコンクールもそうだが、プロの世界と学校単位で参加するコンクールとの審査基準があまりにかけ離れていて、将来のキャリアに繋がっていない現実がある。
第35回全国高等学校文芸コンクール
https://info.yomiuri.co.jp/contest/edu/5246.html
このページの下に入賞作が載っている。
高校の文芸部で賞を取る人間は進路や企業で重宝されるやで 人間的に逸脱しておらず理路整然と論理展開する能力が評価されるんや
すごく分かる。10年以上前だけど、当時の優勝校の部誌に掲載されたら作品が「おばあちゃんとの心温まる交流」とか「クラスで孤立していた子に友達ができる話」とかばかりで、厨二病...
有名な文学賞取っても小説の印税で食えてる人のほうが少ないじゃん 純文学系の出版物なんて大手出版社が漫画で稼いだ金つぎこんで社会的使命として出してもらってるだけで ごく一部...
この手のコンクールは出す側の中高生も物書きでプロになろうとは思ってないんじゃないの 内申や履歴書の足しにするのが目的で、そもそも文章を書きたいとかそれを人に読まれたいと...