当店に初めて外国人のアルバイトが入った。オーナーは外国人労働者に偏見を持ちすぎていて、自分では雇ったことないのに外国人はすぐサボるとか店の物やお金を盗むと思い込んでいて、これまで外国人労働者を雇ったことがないのだという。オーナー本人がそう言っていた。
といっても、入ったのは普通に日本語をしゃべる日系ブラジル人なので、特に意志疎通や文化・常識の問題でトラブったりはしなさそう。日系ブラジル人バイトの人はとてもやる気のある女性だが、オーナーはトレーニング4日目になってるのにまだ日系ブラジル人バイトの人に公共料金の受付方法を教えていなかったし、教える気もなかった。
公共料金受付を教えるの禁止! と言われても、とてもやる気のある人にその業務だけを教えないというのは無理な話だし、まだ月始めなのでけっこう公共料金の支払いにくるお客様が多くて、私も一々サポートをしきれない。仕方ないのでこっそり教えたけど、オーナーに見つかって目茶苦茶怒られた。
当店のオーナーが新人には数日公共料金受付を禁止するのはいつものことで、他店でバイト経験のある私にすら初日は公共料金受付たらダメと言っていたくらい。まだ信用していない人に大金扱わせたくない、それと公共料金で失敗されると後が大変面倒くさい、そういうことなんだと思うが、さすがに4日経っても教えないというのは長い。外国人差別だろう。
外国人労働者よりも遥かに夜勤のAさんの方が信用ならない人なのだが(現金をくすねないだけマシとAさん本人は言うけど、Aさんは盗みと横領などがちで刑法に触れること以外の悪事なら何でもやるからな……)。
日系ブラジル人バイトの人は、土日の昼に入るようで、トレーニング期間が終われば私とはほぼ接点がないとのこと。彼女はやる気があるだけに、オーナーによる差別待遇で心折られて長く続かないんではないかなぁという気がするけど、どうかな。当店は近くにあまり日系ブラジル人が住んでいないようなので、彼女は言語面で他の従業員よりも役に立つということはなさそう。私が昔勤めていた店なら、近くに沢山日系ブラジル人が住んでいたので、とても重宝されるだろうけど、その店のオーナーもガチウヨで、客にはいい顔しても外国人労働者を雇う気は皆無だった。