2021-03-27

男女平等女性の権利拡大は矛盾しない

タイトルの通りだ。フェミニストにはよくアンチフェミから男女平等を謳うなら男性差別にも声を上げるべきだ!」という批判が投げかけられる。しかしこれは的外れと言わざるを得ない。

男女平等

アンチフェミは「フェミニスト男女平等主義なら男性権利についても考えるべきだ」と考えているようだが、これは間違いだ。男女平等を掲げることと女性の権利拡大を掲げることは矛盾しない。なぜならそもそも現代日本男尊女卑国家であるからだ。男性が±0だとすると(実際は数々の優遇があるのでプラスだとは思うが)、女性女性であるだけで社会的に抑圧されて、数々の偏見や加害に苦しまなければならない。つまり権利的にはマイナスだ。そこにプラスして男性と同じ±0に持っていこうとしているのがフェミニストだ。これを「女性プラスするなら男性も同じ分だけプラスしろ!」というのはおかしい話だ。そもそも男性マイナスではないしプラスする必要がないのだ。マイナスである女性男性と同じになるようにプラスすること、女性の権利だけを考えることは男女平等には違いないし、決して女性優遇ではない。

差別コスト

アンチフェミはよく男性差別もあると言っているが、それは正確には女性差別によって生じた"差別コスト"だ。女性専用車両やレディースデイがよく例としてあげられるが、そもそもこれらは男性による女性への差別偏見、加害によって生まれものだ。女性専用車両は、性犯罪被害者ほとんどが女性であり加害者ほとんどが男性であるという現実があるから導入されているのだ。レディースデイも、正社員女性給与男性の75%程度、平均年収だと女性男性の半分程度という現実があるからこそ存在している。男性女性を虐げてきたからこそ、その穴埋めをするための差別コスト存在している。

からアンチフェミ男性差別と呼ぶものをなくしたいのなら、まずは女性差別を解消しなければならない。女性差別がなくなることによって男性の生きづらさも解消されるだろう。フェミニズムは結果として女性だけでなく男性も救う主義なのだ

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