・進退の判断
・運
コンピューターと延々サイコロ博打を続けるだけのようなゲームである。
プレイヤーの選択も進むか引くかのみで、全数交換しか許されてないポーカーのような……いやもっとずっとずっと介入の余地は薄い。
ぶっちゃけ大当たりがピカピカ光るのを見て運の良さを噛みしめるだけのゲームだ。
ゲームで頭なんて使いたくないけど達成感は味わいたいというのは、実に素直な欲望のあり方だし、それに応えるゲームがこの世界にあるのは多くの人にとって幸せなことだ。
(なぜなら、そういうゲームを求める人間が、他のそうじゃないゲームにあれこれ言い出しても「艦これやってろ」で終わるのだから。)
・多岐に渡る情報収集
・先を見据えての選択
・敗因の分析
・運
しかし運以外の要素も非常に多く、正しい選択を選んでいくことで勝率を上げる余地がかなり残っている。
ひたすら画面の前で祈りを捧げることしか出来ない運だけのゲームとは、運の絡む濃度が全く異なる。
プレイヤーは手持ちと過去の経験から今後の流れを読み、その上で運に翻弄される。
運が絡むことのメリットはトライ&エラーに紛れが起こることであり、これにより戦略の読み取りが複雑化することが遊びを長持ちさせる。
これは「ランダム要素が強すぎてもはや試行回数だけが正義になる」こととは全く別物である。
理想の攻略方針が引きによって揺らいだ時、残された時間をどう使うかを考える余地があるのと、ただ祈ることしか出来ないのはゲームとして全く別だ。