今後日本でまともな収入を得て生活ができるように案る確率ってどのくらいなんだろう?
来たるAI時代には仕事がなくなるらしい。一方でエリートIT技術者や資産投資家はさらに収入が高まるらしい。ということは平均的な能力を持つであろう自分の子供は将来、まともに生きていけるのか怪しい。
とりあえず現状を把握したくて厚労省の統計を見る。2019年の調査では年収の中央値が437万円。300万円を切る世帯は32%ぐらい。200万を切っている世帯は19%。200万円を切ると普通に考えて貧困だ。ファクトフルネス区分でもレベル3に逆戻りだ。つまり、2割ぐらいの確率で貧困になる。そしてこの傾向は年々極端になっていて、今の子供が成人になるころには40%ぐらいの確率で貧困になってもおかしくない。それがグローバリゼーションだし、資本主義だからだ。
せめて自分の子供だけでもマシな生活を送れるようになってほしくて教育を施しているけれど、運悪く転げ落ちたときにも救われるような社会の仕組みも作っていきたい。その一つは生活保護を受けやすくすることなわけだけど、そのためにもかなりの税収が必要になる。そんなこと可能なのだろうか。仮に自分がビジネスを大成功させて何億円も税金を納めても、きっと足らない。
国会議員や官僚に一人一回7万円の接待をして年間100万円ぐらい払って、自分の業界だけでも有利に仕組みを作ってもらった方がずっとコスパが良いし確実なんじゃないだろうか。