話を聞かない親と15年ぶりに和解できた話
昔兄の暴力について親に助けを求めた事があって、その時「ただの兄妹ゲンカでしょ」と言われてあ〜この人は娘を助ける気はないんだと思ってそれ以来助けを求めないしその事を口にしないのが15年位続いたんだけど、親が精神医療の本を読んで「家族の事で言いたい事があるなら言っていいよ」と言ったので久しぶりに兄の話をしてみたらやっぱり親は不機嫌になって話が通じなかったので「あ〜やっぱりこの人は息子の非を理解しないししたくないんだな」と後悔した
母から見た兄は勉強は苦手だが優しくて素直で純粋で友達が多いという意味で"いい子"だから、そんな子が妹を殴ってるのはただの兄妹ゲンカでしかないという所で思考をストップして、兄の姑息で弱い者をいじめる側面という不都合な事実に気付かない方が幸せなんだろうと、私にはもう手の施しようがないなと思った
が、後日親と会った時親は私にごめんね、と過去の事を謝ってきた
この前は不機嫌になって話を聞かなかったが、それから私に言われた事についてずいぶん考えたみたい
聞いてみると親いわく「自分は鈍くて理解に時間がかかる」つまり自分に不都合な事を聞くと瞬間的に反発してしまう
けど時間をかけて考えれば私が言った事を理解できる、自分の不都合について考えるのは苦しい事だからいつも反発して終わりにしていたけどこれからは考えるのを諦めないで「がんばりたい」との事
私はケンカになるだけだから本当の事は言わない方がいいねと前に言ったけど、親は反発してしまってケンカになるかもしれなくてもそれからがんばって考えるから言ってほしいそう
私は親のその「がんばりたい」って言葉が心の中になんかすごく落ちて、また信じたいという気持ちが出た
今まで私は言っても通じないから自分の気持ちを話す事を諦めてたけど、親が「がんばりたい」なら諦める必要ないんじゃないか?と思った 親は理解できるのに時間がかかるという事を私は覚えとけば、瞬間的な反発でシャッターを下ろすのではなくがんばるという言葉を信じて待てる
親は「親は自分の子供を自分の作品のように思っててそもそもそれが間違いなんだけど、子供の悪い部分を受け入れられない」「自分と息子の関係にねじれがあるのを放置してた結果、息子と娘の関係、自分と娘の関係もねじれてしまった」まで自分で考えて到達してて、あんなに不機嫌になって話聞かなかったのに今メッチャ理解できとるやんけってなった
だから考えても分からない人もいるかもしれないけど、考える事から逃げずに不都合な事実に向き合って反発の向こう側に行ければ、理解できる事もあるんだと学んだ
というか結果がどうであれ、不都合な事実に向き合う苦しい作業をするという「がんばる」事自体が大事なんだと思った
後から補足:母はフルタイムで働くシングルマザーだったので、15年経って子育てから解放されて考える余裕ができたって所も大きそう