Netflixでアメリカ視点のゲーム史番組ハイスコアのRPG回へ疑問が投げられていた。
要約すると、ウルティマとFFが紹介されたのになんでウィザードリィとドラクエが出てないんだって。
ドラクエが無視されてFFが紹介されたのは、海外の知名度を考えれば当然なので、アメリカ視点ということを考慮すれば不思議じゃない。
本題はウルティマとウィザードリィについて。「なんでウルティマだけ紹介されんの?」って反応はウルティマを過小評価しすぎだし、ウィザードリィを神格化しすぎだと思うな。
ウィザードリィ単体で語られることは多々あるが、ウルティマの話題になれば毎回ウィザードリィもセットになる風潮がある。
もっと言えば、ドラクエはウルティマとウィザードリィのパクリっていうマウントのためにウルティマという作品が挙げられることが多い。
日本人はUOを除けばウルティマという作品を余りにも知らなすぎでは?と思っちゃう。
番組内ではウルティマの与えた影響として、広大な世界を表現した2Dマップ、そして四作目の Quest of the Avatar においてゲームに倫理観を持ち込んだことが高く評価されていた。
アメリカ人などは、その点をよく評価し、未だにウルティマ愛好家が多くいて、あっちじゃ不動の地位を得ているゲームに間違いないと思う。GOGで全作配信されているのも大きい。
しかし日本では名前こそ上がるものの、作品自体を語っている人はごく少数だし、ほとんどの人がやったことないと思われる。
ウィザードリィの海外事情は詳しくないが、確実に言えるのは日本が一番愛好家の多い国だってことだろう。よくいわれるウィザードリィをやってるのは日本人ぐらいってネタもあながち嘘じゃないかも。
ウィザードリィは素晴らしい作品ではあったが、ウルティマを知らない日本人は、コンピューターRPG史へ間違った認識をしてるんじゃないの?
それこそ日本のRPG史観とアメリカのRPG史観の検討とか本にすると面白いと思うんだけど 誰か書かないか?
炎上するような批評っぽさ全開なやつになるか ゲーマー愛を全面におしだしすぎて言及の楽しみに欠けるやつか その両方をさけてただ時系列に出来事をならべた無味乾燥なやつになるか...