2020-08-02

炎上した手話の件をエセ関西弁に例えたら理解できた

東京引越してきた関西人小学生がいた。クラス関西弁を話すのは彼だけで、それが原因で苛烈いじめにあった。標準語を話すことを強制されたりもした。

・そんなある日、学校の発表会でお笑いをやることに。お笑い関西弁の方が情緒が伝わってそれっぽくて便利だ、ということで、クラスの発表では関西弁を使うことにした。

・ただし発表で使われるのは関東在住者が話すエセ関西弁であるネイティブ関西弁へのリスペクトはなく、単に発表をそれっぽくするためのツールとして使う。

・「いや、それは関西弁じゃないよ。エセ関西弁を話すのはやめてほしい」とクラスメンバーへ伝えると「はぁ?俺たちがせっかく関西弁に興味を持ってやったというのに何いってんだ。あーあ関西のやつはめんどくさいな」と逆ギレされた。

このとき関西出身小学生気持ちを考えよ。

A:いやぁクラスのみんなが関西弁に興味を持ってくれてよかったよかった

B:は????????

手話が数十年前まで迫害対象殺人まで起きていたこと、ろうあ者が使う手話と聴者の使う手話は全く異なり関西弁とエセ関西弁/日本語ルー語のような関係にあること、炎上した小学校の件は手話教育目的ではなく「コロナの状況で給食を配るとき手話が便利だから」というツールとしての利用だったことを踏まえると、「文化の盗用」って指摘もあながち間違いじゃないと思った。

言語それ自体話者アイデンティティ構成しており、それ故に道具としてぞんざいに扱われるとイラッとする」あたりも手話関西弁って共通している部分があるし。

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