いっつも書きたいと思った文章を志半ばで投げ出してしまう俺でも、映画や小説はよく見る。よく読む。ただ、小説は時間がかかりすぎる。普通の映画なら決まって2時間で終わるものだが、小説は長さに差があるし、どれを取っても映画より早く済むようなペースでは読みきれない。時間にすれば、連続ドラマをまったりしながら立て続けに見るような感覚か。だけど、エッセイみたいなものは小説より長くないし、軽く読めるし、ヒントにもなる。それに、書いた人に強い興味を持ってるから苦になることもない。
余談。とあるエッセイ本をハイキングに持ち出したが、落ち着いて居られずに1ページも読まず、ついには帰りのバスで読み始めてしまったことがある。それでも、あの時の感じは今となっては特別なものだし、生前にふとしたきっかけでエッセイを読むくらいのめり込むなんて二度とないから。その時は楽しく読めたし、色々振り返れば感情的になってしまう。
こうやって匿名で突拍子もないことを書いているのは自分用でもあるし、こんなとき、こんなこと思ってました!って記録をしても、後から見られるようにするにはさりげなく公開するのも手段のひとつ。ノートとかローカルな空間だと廃れそうだし、公開はしてもニックネームつきのブログだと管理とか面倒だし、匿名でも同じ人が書いてるものが並ぶと恥ずかしい。欲が出ても場所が場所だけに何の共感も呼べないかもしれない。そういう意味では、増田で毎日違った感情をぶつけて、他人=誰か、自分=自分みたいな目線でもいいんじゃないか。
正直、俺には増田みたいなシンプルで、ちょっとはてな記法を使おうかな〜みたいなもののほうが良かったみたいだ。そういう事ばかりしてきて、馴染んでしまったからかな。何にせよ、増田というサービスがあって良かったな、とたまに誰かさんの書き込みを読ませていただきながらそう思っている。最後に、もし増田が無くなるってなったら、少なくとも生きてる限りはどこかに移して置いておきたい。