っていうかもう何が言いたいって単純にキレ散らかしてるだけなんだけどさ。
そもそもフェミニズムって歴史からして「女性の人権獲得」がスタート地点で色々活動していく中で、そもそも「女性」って何? って言う壁は何度もぶつかってるわけじゃん。
古くは「白人女性以外は女性じゃないよね」みたいなレベルで白人女性しか想定していないような運動だったし、1970年代にはすでにトランス女性の排斥みたいな運動までしてた。
その問題を反省して、どんどん克服していった中で、一気に視界が開けたのがここ10年だと思うわけよ。
2010年代は本当に一気に変化していて、例えばHeForShe運動だって2014年の設立当初は「女性の権利向上活動を男性も理解してください」みたいな運動だったのに、その2年後の2016年には「そもそも男性とか女性とか古かったね、ジェンダー平等になるべきだよね」って運動に変化したじゃん。
一部のアンチフェミニストは2016年のエマワトソンのあの演説を意味わかんない文脈で批判してたけどさ。
1990年代後半に登場したLGBTだって同様に2016年に「LGBTTQQIAAP」って11種類にまで増えたじゃん。多すぎて意味わかんないけど。
こうやって2010年代は「男性VS女性」の対立軸を壊していって、「性差を超えるための運動」に変化していったと思っていたし、一人のセクシャルマイノリティとしてその流れを歓迎していただけに、一気に議論を20世紀に戻した千田論考は本当にショックだったし、それに対して「勉強になった」とか言ってる一部の人に対する絶望感が凄い。