普段良くしてくれる人間も皆盛り上がる中、一人だけ嫌いだという感情を抱え、誰にも言えぬまま過ごすのはキツイものがあるのだ。
自分にはあまり刺さらない内容だった故、なぜこんなに世間で愛され絶賛されているのかはわかりかねるのだが、
自分が親を殺されたのかというくらいに嫌っているのは庭師通過PCの話で盛り上がる世間だからだ。
あの手この手でこの話題は流れてくるのである。例えるならゴキブリのようだ。
何かあればふせったーで"HO○のあなたは何をしたか?" "あなたの零課はどうだったか?”とアンケートで騒ぐ世間が嫌いだ。
人口が多いからそういう風潮になるのだろうか。嫌いだ。とことんまで気に食わない。
あるときこのシナリオで全ロスしたという班のふせったーが流れてきた。
とても感銘を受けたのを覚えている。
大抵全員生還しているシナリオだ。性格の良くない自分はそんなイレギュラーに心が踊ったのかもしれない。
"そこまで深く考えなくていいのに"
(ムカつきが込められているので誇張して書いてはいる可能性もあるだろうが、概ねこんな感じだった)
考えがあってそういう結末になったであろうに、外野ごときが良く言うなと思った。
しかしこうやって腹をたてる自分もまた、全ロスの班やふせったーのオタクから見れば外野なのだ。
もしこれを素直にPLとして遊べていたのなら、こんな見方もせずに済んだのかもしれない。しかし惹かれないものは惹かれなかったのである。
PvPと疑心暗鬼という単語に嫌悪感を抱いた時点で私はこのシナリオの客ではなくなっているからだ。
ここまで読んだ中で普段から庭師PCの話で盛り上がることのある者がいるのなら、萎縮することなく庭師PCや零課の話を垂れ流し続けていただいて構わない。
憤りを感じたのなら「最高のシナリオなのに楽しめなくて可哀想な奴」とでも見下しておいてくれ。
極めて少数派のマイナーな人間もいること、こんな少数派の人間が出るくらいには認知度が高いシナリオなのだと思ってくれるだけでいい。