仕事に行った人も居た。でも行かない人も多かった。
だからここまで行列をなして仕事場へ行く、という光景はここまで確認されていないはず。
大阪も大規模停電が起こったし、国道ですら信号も壊れていた。列車も点検に時間がかかった。
それでも全くといって仕事に行けなかったわけでは無い。意地でも行く方法はあった。でも行かなかった。
東京と同じで大阪も周辺の府県から電車などで集まってくるので、同じような混雑が起きてもいいはずだが…。
なぜこうなっているのか。
思うに東京と大阪で印象が分かれているのは、東京が「よそ者」の集まりだからではないか。
東京は全国から色んな人たちが集まってきている。大阪も同じはずだが、東京ほどではない。根っからの関西人が多い。
関西圏・大阪の人が台風の翌日やったことは家、地域の清掃だ。翌々日には道は歩けるようになった。
『東京の人』はその辺をスルーしてまず仕事!って感じだったのではないか。
就職しているのにも関わらず、ブラック企業体質というよりは出稼ぎ思考。
そういう人たち(多数)に東京で生まれ育ってきた人たちも引っ張られてしまうのかもしれない。
なんにせよ仕事の効率を考えると、交通機関に並んでいる時間はとても無駄である。
都会の人は生産性が無い時間が好きだと言えば、聞こえはいいかもしれないが。それが仕事のためなら意味が無いだろう。
関西人の『商売人気質』は絶対休まないとかそういう意味じゃ無い。合理的ってだけだ。
もしかしたら絶対に休めない職業の人もいるかもしれない。交通、電気、医療、建築…。