仕事がらいろんな業種の人と話す機会があるんだけど、どうも盛り上がりに欠ける人がいる。
沈黙が続くわけでなくどうも「盛り上がらない」。
ずっと自分の会話力がないせいだと思ってあの手この手で広げようとしてみたけど
会話力がないのは相手の方と気づいた。
このタイプの場合、話は面白い。話は面白いけど全てが「自分のエピソードトーク」でしかない。
昨日あった話、昔あった話。
エピソードとしては面白いけれども、話がすべて完結しすぎている。
特に質問したくなるようなスキもないぐらいに完成されすぎている。
最近の話でいうと
「先週、友達の結婚式が大阪であって当日始発の新幹線で行こうと思ったが、目が冷めたら新幹線がでる10分前だった。
急いで飛び起きて地下鉄で東京駅に行き次の新幹線には乗れた。無事に結婚式も間に合った。
中学時代の大事な親友なので本当によかった。式もすごく雰囲気がよく終始感動的だった。特に最後の両親への挨拶が感動的だった。」
こんな感じ。
まず話が長いし結婚式がどうだったかまで感想を盛り込まれてしまうと「間に合ってよかったね」ぐらいしか言葉がみつからない。
ただこのタイプは当然相手の話もそういうものだと思っているから相手の話を掘り下げようとしない。
いや、本人は掘り下げているつもりだけど、相手の話のキーワードだけ拾って別の話をする。
ただの会話泥棒でしかないけど、本人は相手の話を受けて話していると思っているので
感覚としてはサイコロをふって出たテーマに合わせて話しているのと同じ。
会話でなくただの報告会。
コミュ力は受信力でよう聞くけどホンマなんやな