今どき90秒のMVしかYouTubeにアップできないとか、どうかしてる。機会の損失でしかない。— Gotch (@gotch_akg) 2019年4月16日
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの新曲『解放区』のMVがYouTubeにアップされた。
『解放区』は、アジカンが2019年5月15日に発売する両A面シングル「Dororo / 解放区」のうちの1曲である。
『Dororo』のMVもShort ver.で公開(https://youtu.be/Bwq8ntbzPxs)されたのだが、こちらのときはまだ許せた。
なぜならば『Dororo』はTVアニメ「どろろ」のOP主題歌として書き下ろされた楽曲であり、アニメOPの90秒の尺で使われることが前提にあったからである。(とはいえ許しがたくはある)
しかし、『解放区』のMVがShort ver.で公開されたとき、私は流石にキレたね。これは許されない。
まず第一の理由として、このMVが200名のエキストラを公募して撮影されたものであるというのが挙げられる。
http://www.sonymusic.co.jp/event/101474
ファンを集めて制作したにもかかわらず、出来上がったMVを一部しか公開しないというのは少々不親切である。
スペースシャワーTV等の有料チャンネルで放映されるのを待てというのであろうか。
このMVはShort ver.であるが、タチの悪いことに楽曲の後半部分を切り取ったものになっているのだ。
すでにサブスクで配信されてるから是非フルで聞いてほしいのだが、この楽曲はJ-POPでよくある定番の構成にはなっていない。
アジカン節の炸裂した王道のギターロックが展開された後、ポエトリーリーディングパートが入り、最後の大サビでシンガロングに結びつくという構成になっている。
そしてこのShort ver.でのMVは、事もあろうに後半のポエトリーリーディングのパートからを切り取ったものになっている。
……アホか。
「おいしいところを切り取ってみました」みたいな顔してそんなの出されても「は?」としか言えない。
Short ver.しか公開しないのは「全部聴きたい人は曲を買ってね」というレコード会社の思惑があるからなのだろう。
無料で全部聴けちゃうとみんな買わないから、という考えである。
その考えは一理あるのかもしれないが、冒頭でなくなぜ後半を切り取るのか。
ボヘミアンラプソディのMVがいきなりオペラパートから入るShort ver.でしか公開されなかったとしたらキレるね。
『解放区』という楽曲の構成上、Short ver.で公開するというのは楽曲への冒涜にしかならないのである。
そして、楽曲の魅力を損なった状態でプロモーションをしてしまうことにより、楽曲が広まっていく機会が損なわれる。
どう考えても失敗でしかない。
ソニーだから
ゴミを聞かせようとするな
アーティスト本人の意向なんかは全く無視されるんだね ファンは暴動レベルで怒った方がいいよ