本当に凄いと思うか?
良し悪し以前にCOOLジャパン()の流れで持ち上げるのが当然になってるように思える
それに影響を受けた画家たちの絵も同じく刺激的だっただろう
でも、新しいものは価値基準が大抵曖昧で、とりあえずその目新しさだけで評価される、ということが多々あるわけよ
一方で、ゴッホの絵に日本的な良さがあるかと言えば、少なくとも自分は『ひまわり』や『寝室』からはそういったものは感じない
だとしたら、ああした絵に対する現在の評価は不自然に思えてくる
自分の業界で同じようなことをしている人がリアルタイムにいたら、と想像してみ?
新しく入ってきたものを表面的に真似したキャッチーなだけの作品、単なる「東」洋かぶれと見る方が自然じゃないか?
当時の画家やパトロンたちはそんな気持ちで見てたかもしれんよ(ゴッホは生前は全然売れてなかったそうだし)
自分の価値基準を持っている人でも古典は無条件に肯定してしまうことが結構あると思う
でも、古典も所詮はかつての大衆(多数派)の評価の結果でしかないのよ
今、ものの価値を分かってない大多数が持ち上げていて、でも自分は全く良いと思っていないもの、それが100年後の古典であっても何もおかしくない
同様に100年前の、うまくマーケティングして話題になっただけ、みたいな作品が今の古典である可能性も考えるべきなんじゃないかな