時々あるニュース。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180827-OYTET50009/
自分は信仰はないのでこんなニュースを見ても本当に憤りしか感じないんだけど、信じている人にとってこれは一体どういうことなんだろうと考え始めて、少し理解が及んだ気がした。要は異世界転生なんじゃないかと。
神の遣い達は魔法で壊れた建物を修復したり、不治の病の患者を救ったり、環境問題を解決して見せたりする。
時々、ゲートみたいなのを開いて、異世界の様子を紹介してきたりもする。
ゲートごしに見る異世界は、ファンタジーでみるような理想郷で、人々の寿命は長く、資源も食べ物も豊富。争いごとも揉めごともなく、暮らしてる人々は誰もが幸福そうである。
時々、神の遣いに許可された人が、ゲートを超えて異世界へ転生する。転生した人の様子もゲートごしに見える。
現世に絶望して異世界へ転生した人の様子なんかを覗き見ると、とても幸せそうにしてたりする。
身近な人なんかも異世界転生し始めたりして、転生が当たり前になってくる。
我が家は現世でも不幸というわけではないけど、中流で、必ずしも欲しいものが全て手に入るわけではなく、仕事も忙しく、住まいも狭い。
そもそも都心はゴミゴミし過ぎていて子育てにも適しているとは言えない。
妻や子供も異世界の様子をゲート越しにみて、転生したいと言ってきたりもする。とはいえ転生とは具体的にどのようなプロセスなのかは知らない。
神の遣いと会話する機会が得られたので、それとなく転生の話を相談してみる。すると神の遣いが言う。
「転生なので、まずはこの世界の生をやめてもらう必要があります。具体的には一度死んでもらいます。その後、一定期間を経て異世界へ転生します。転生する期間には多少の個人差がありますが、死んでいる間は意識がないのであっという間です。"個"が継続するのかとよく聞かれますが、当然継続します。ハードウェアだけ切り替えるイメージですかね」
----
さて、この話を読んであなたは愕然としただろうか? 妻や子供の生を一度奪ってしまうなんてとんでもない!現世で生きていこう!と強く決意できただろうか?
教祖が消えて危険性のなくなったオウム真理教の後継団体を監視はするのに 医者が輸血を強行は法律が云々出しないんだから本当にふざけた国家だと思いました