2019-01-24

anond:20190124204624

付け加えると、根本的な問題として

「犬や猫を虐待をするとシリアルキラーになりやすくなる」という言説自体信憑性が非常に怪しい

よく根拠として出るのが、

FBIプロファイリング創始者であるロバート・K・レスラー氏が

動物虐待シリアルキラーには関連がある」と主張したということだが、

彼の著書(『FBI心理分析官』)を読めばわかるように、レスラー氏はシリアルキラーが生まれる原因を

一貫して『幼少期に機能不全家庭で過ごすこと』だと主張している。

そもそも彼が著書で動物虐待について触れているのはわずかで、

それもあくまシリアルキラー過去動物虐待をしていたことが多いという「傾向」について述べているだけだ。

別に動物虐待経験人間シリアルキラーに変える」などと主張しているわけではない。

さらに、根本的に、(恐らく海外ドラマなどのせいで誤解されているのだろうが)

プロファイリングというのは単にこれまでの犯罪者統計データから

実際に直面している事件犯人を「逆引き」する技術だ。

たとえば、「死体バラバラにして森の奥に遺棄した事件」があったとき

プロフイラーはこの事件犯人像について恐らく「車と自宅を所有している人物」とプロファイリングするだろう。

これはただ、

・「死体バラバラにできるような作業場所があるということは、そうした事件犯人は自宅を持っていることが統計上多い」

・「バラバラ死体を森の奥に遺棄できるということは、そうした事件犯人死体を運べる自家用車の持ち主であることが統計上多い」

というだけのことで、

何も「自家用車バラバラ殺人の原因だ」とか「自宅持ちの人物犯罪者予備軍だ」とか因果関係について言っているわけではない。

同じように、仮にプロフイラーが動物虐待凶悪犯罪関係性について言及したとしても、

それは「動物虐待凶悪犯罪の原因である」なんて言っているわけではない。

動物虐待規制する根拠としてFBI犯罪プロファイリング妥当かどうか、はなはだ疑問だ。

記事への反応 -
  • 動物愛護法イコール差別法論

    日本の動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律)は 「動物の虐待及び遺棄の防止、動物の適正な取扱いその他動物の健康及び安全の保持等の動物の愛護に関する事項を定めて国民...

    • anond:20190124204624

      付け加えると、根本的な問題として 「犬や猫を虐待をするとシリアルキラーになりやすくなる」という言説自体が信憑性が非常に怪しい よく根拠として出るのが、 FBIプロファイ...

    • anond:20190124204624

      皮肉なのは、犬とか猫とかは人の管理下にないと、たちの悪い害獣の様相を呈するのに、駆除することが出来ないんよな。 特に猫はほとんど保健所すらも放置している状態だし、ほとん...

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