2019-01-18

TPPによる著作権法改正重要な部分

http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/kantaiheiyo_hokaisei/

(2)著作権侵害罪の一部非親告罪化(第123条第2項及び第3項関係

改正前の著作権法においては,著作権等を侵害する行為刑事罰対象となるものの,これらの罪は親告罪とされており,著作権者等の告訴がなければ公訴を提起することができませんでしたが,今回の改正により,著作権侵害罪のうち,以下の全ての要件に該当する場合に限り,非親告罪とし,著作権等の告訴がなくとも公訴を提起することができることとしています

[1]侵害者が,侵害行為の対価として財産上利益を得る目的又は有償著作物等(権利者が有償公衆提供提示している著作物等)の販売等により権利者の得ることが見込まれ利益を害する目的を有していること

[2]有償著作物等を「原作のまま」公衆譲渡若しくは公衆送信する侵害行為又はこれらの行為のために有償著作物等を複製する侵害行為であること

[3]有償著作物等の提供又は提示により権利者の得ることが見込まれる「利益が不当に害されることとなる場合であること

これにより,例えばいわゆるコミックマーケットにおける同人誌等の二次創作活動については,一般的には,原作のまま著作物等を用いるものではなく,市場において原作と競合せず,権利者の利益を不当に害するものではないことから上記[1]~[3]のような要件に照らせば,非親告罪とはならないものと考えられる一方で,販売中の漫画小説海賊版販売する行為や,映画海賊版ネット配信する行為等については,非親告罪となるものと考えられます

著作権侵害罪の一部が非親告罪になった。

漫画村のような、原作公衆送信するサイトは一発アウト。

コミックマーケットにおける小物(グッズ)等は絵柄によってはまずいかも?

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