2018-07-17

感情労働はタダってことになってません?

https://toyokeizai.net/articles/-/229405

あくま第一義的な仕事(例えばバス会社ならバス運行コールセンターならお客さんとの折衝)に対して賃金は発生していて、感情労働のものには値段がついていないことが多いんでないかと思う。

第一義的な仕事をこなすに当たって感情労働は当然提供されるべきスキル手段(それ単体では仕事と言えない付加物)とみなされており、感情労働力の行使にはコストを要さないとされている、あるいはコストを要すということ自体認識されてない、みたいな。私自身の感覚ベースの話だけど、建前としてはそうなってませんかね?って感じです。身近な言葉で例を挙げれば「スマイル0円」だとか。

定量しづらいものなのでむべなるかな、とは思いますけども。

感情労働それ自体に値付けがされてないならば、その価値は低く見積もられがちなんじゃないでしょうか。

「そこは心構えの範疇から金銭価値には反映されない部分ですよ」なんつって精神論問題に持っていかれてそうな気がする。

暗示的に値付けされてる職種もありますけどね。コールセンターとか。時給高めなのは殴られ代(精神)が含まれいるからなんでしょう。雇用側は「精神的にキツいから高時給です」とは言わないけど。

精神的負荷が高い代わりに報酬も高く、就職する方も織り込み済みの割り切り型職種ならともかく、ホスピタリティが主眼に置かれない(でも感情労働コストが大きい)職種はそれこそ“搾取”されやすいんでないかなーと思います

また、感情労働の結果メンタルをやられても、そこに労働が介在してないとするならば、労働災害とはみなされにくいですよねってのもあります

なんかよくわからんうちにメンタル壊しよったわ、で雇う方は済ませやすかったりもするだろうなーと思います

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