アルバイトだけど売ってたことがあるので安っぽい匂い(制汗剤みたいな)も分かるつもりである。
「男っぽい匂い」と「さわやかな匂い」の二種類の言葉では「男っぽくて爽やかなにおい」と「男っぽい匂い」と「爽やかなにおい」と「その他」の4つしか表現できない。
たまに広告だと「ベリー系」とか「ソープ系」みたいにジャンル分けされてるが、聞いたこともない「系」を持ち出されても困る。
世の香水すべて「系」で分けられるのかと問いたい。
皆さんは香水の説明をちゃんと読んだことがあるだろうか。気になる人はブルガリのプールオム(1番有名な香水?)のAmazonページを見てほしい。
少し引用すると、香調はシアームスクで具体的には「ダージリンティ:エレガント、スイレン:フレッシュ、ピュア、透明感、ブラックペッパー:男性的、スパイシー、グァヤック ウッド:センシュアル、温かみ、ムスク:心地よさ」 …らしい。
匂いの表現としてこれが過不足無い表現なのかはちょっと気になるがそれは専門家が頑張ってくれてるのだと思うので信頼することにする。
問題点はこの情報の使い方がまるで分らないことだ。ダージリンティーの匂いが欲しくて香水を買う時があるのか?「いやそれは例えみたいなものでしょ」と言うがじゃあダージリンに例えられるような匂いが欲しい時があるか問の本質は変わらない。そしてダージリンティーとスイレンと言われたって混ぜたところなんて想像がつかない。この5個の物体を混ぜたものとプールオムの素敵な香りは自分の中でちっともイコールにならない。
あと:の後の言葉も素敵な言葉をこんなに並べられたらわかんなくなる。琴線に触れた言葉があったとしても、こんだけ挙げられたら一個ぐらい心に響くさという冷ややかな自分が生まれてしまう。
そんな話を友人にしたら「紅茶もそういうところがあるよ」と言って紅茶のパッケージを見せられた。
色は赤緑青の3チャンネル、匂いは300チャンネルとか 分類するのは簡単ではないね
ワインもけっこうわからん コルクの匂いとかどんなんやねん
コーヒー業界も然り