離婚して一年が過ぎたけどセックスの相手が居ないこと、誰かの手料理が食べられない(自分は料理をしない)をのぞけば、ひとりは最高に楽だということがわかった
どう使おうが誰にも責められない
彼女や妻がいたころは金の管理は任せきりで1円も貯金しなかったおれがひとりになったらちゃんとお金はやりくり、貯金も毎月ぼちぼちできるようになった、ていうかせざるを得ない
テレビの取り合いも起こらない、観たいドラマもアニメも時間もなにも我慢せずに観ることが出来る
部屋でパンツ一丁で過ごしても誰も怒らない、平気
休みの日は何時に起きて何時に寝てもいい
旅行だって完全に自分のペースで行動できる、相手に振り回されるも、相手を振り回してしまうこともない
仕事の愚痴だの、おれの知らない友達の話だの、男が苦手とする女性のどうでもいい話を聞かなくて済む
周りで恋人ができただの、婚約しただの、そういう話を聞くのは結構好きだ、めでたい話は聞いてるこっちも嬉しくなる
しかし離婚してからは自分のことに関してはてんで興味がなくなってしまった
人のためにできることはあっても、人のために生きることができないんだなおれは
誰かのために頑張って日々生きる、そんな生き方正直苦しかったもん
このまま死ぬまでひとりか、別にいいや、悲観的にならずにいられる
おれの神経が狂ってしまったのか、はたまた図太いだけなのか