2018-05-27

一人暮らしをしたら母親のことが嫌いじゃなくなったかもしれない

小学生の頃から母親が嫌いだった。

母親の行動は以下のような感じだった

  • 子供の頃に遊んでもらった記憶がないか自分にとって親は家事をしてくれる所謂「家政婦」のような認識だった
  • とにかく「世話をやってやってる」と言われていて辟易していた
  • 家にお金がないと言いながらパチンコに行っててむかついた
  • 自分の行動を把握しようとしてきて監視されているようで嫌だった(出かけようとしたら「どこに行くの?」等)
  • 自分言動が親伝てで色んな人に知られていて恥ずかしかった
  • 自分が悪くても絶対に謝らない
  • 言い負かされるとキレる
  • 声が大きすぎて耳障り

書き出せるのはこれくらいだが多分まだあると思う。

小学生の頃からの夢は「一人暮らし出来るほどお金を稼いで家を出ていく」だった。

そしてこの度20代後半で念願の一人暮らしを始めた。

引っ越しの日が待ち遠しくて仕方なかった。

今までこれほどワクワしたことはないんじゃないかと思うほどだった。

これで母親から離れられる。

もう母親から干渉されることもなく自由気ままに過ごせる。

しか引っ越し当日の夜、つまり一人暮らし初日の夜。

それは突然起こった。

急に涙が溢れてきたのだ。

もう母親そばにいない。

騒がしくないし、干渉もされない。

ヒステリック言動に振り回されることもない。

嬉しいはずなのに。

何故だか涙が止まらなかった。

所謂ホームシックなのだろうと推察したが、何故ホームシックにかかったのかは分からない。

現在一人暮らし1週間目、涙がでることはなくなったが、この気持ち初日から変わっていない。

ここまで書いてふと思った。

本当は「嫌いじゃなくなった」ではなく「嫌いじゃなかった」のではないだろうか、と。

実家にいた時は「親を大切にした方がいい」という話はよくネットテレビ漫画等で幾度となく目にしてきた。

また、自分は冒頭の理由により、女とはそういうものだ、という刷り込みがあったため結婚に興味がなかった。

しかし、自分の周りには既婚者が多く、

結婚はいいよ」

孤独は辛いよ」

「今は実家暮らしだけど、一人暮らししたら寂しくなるよ」

そして二言目には「結婚した方が良いよ」と続いた。

「親を大切にした方が良い」も「結婚した方が良いよ」も実家にいた当時は反吐が出るほど嫌いな言葉だったが、今なら理解できる気がした。

もちろん心の病気可能性も捨て切れてはいないが。

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