母親の行動は以下のような感じだった
書き出せるのはこれくらいだが多分まだあると思う。
小学生の頃からの夢は「一人暮らし出来るほどお金を稼いで家を出ていく」だった。
引っ越しの日が待ち遠しくて仕方なかった。
今までこれほどワクワクしたことはないんじゃないかと思うほどだった。
それは突然起こった。
急に涙が溢れてきたのだ。
騒がしくないし、干渉もされない。
嬉しいはずなのに。
何故だか涙が止まらなかった。
所謂ホームシックなのだろうと推察したが、何故ホームシックにかかったのかは分からない。
現在一人暮らし1週間目、涙がでることはなくなったが、この気持ちは初日から変わっていない。
ここまで書いてふと思った。
本当は「嫌いじゃなくなった」ではなく「嫌いじゃなかった」のではないだろうか、と。
実家にいた時は「親を大切にした方がいい」という話はよくネットやテレビ、漫画等で幾度となく目にしてきた。
また、自分は冒頭の理由により、女とはそういうものだ、という刷り込みがあったため結婚に興味がなかった。
「孤独は辛いよ」
そして二言目には「結婚した方が良いよ」と続いた。
「親を大切にした方が良い」も「結婚した方が良いよ」も実家にいた当時は反吐が出るほど嫌いな言葉だったが、今なら理解できる気がした。