2018-03-28

私の数日は彼女の数分に負ける

※この場合彼女恋人を表すのではなく、三人称彼女

何でもひょいひょいとこなす人だ。おそらく、というか確実に地頭が良い。対して私は、鈍臭くて不器用。平均より下。

平均以上の彼女と平均以下の私。

当然その差は大きく、努力で何とかなる範囲じゃない。比べるまでもない。

そうわかっていても、何度も彼女自分を比べては何度も泣いている。

テストの日だった。

私はテストが行われることが発表されてから、この日のために休みも削って勉強して、ギリギリまで復習して挑んだ。結果は6割。

沢山勉強していてもダメだった。前日まで何も見ずに書けていた単語も書けなかった。対して彼女は、テストがあったことをすっかり忘れていて、テストが始まる5分前くらいにプリントにサッと目を通しただけ。結果は満点。

何で点数がわかったかというと、この日は隣の人と答案を交換して採点する日だったから。彼女の満点を見てから返ってきた自分答案用紙。余計にショックだった。

時間の使い方が下手なのだろう。

他にもこんな感じで、勉強に限らず「私が苦労してやっとできたことでも、彼女は何もせずにすぐできる」ということが頻繁にあった。

学校にいる時は「すごいね」と言えるしそう思えるが、家に帰って途端に悲しくなる。つらい。悔しい。

親は比べないで素直にすごいと思えばいいじゃんと言う。それが1番だと思うよ私も。でも、隣にいると自分ができないことが浮き彫りになって、どうしても比べてしまう。もうこの時点で嫌な予感はしていた。いつかもっともっとショックを受ける日が来るんじゃないかって。

いよいよ就活が始まった。

自分不器用なことはわかっていたため、何度も就職課に通って、自己PRや学チカを練った。面接練習写真が良くないと言われたので、写真館に行って写真も撮った。

1ヶ月かかってようやく「これでいこう」のサインを貰え履歴書が完成した。

説明会に行き、これからエントリーシート履歴書を出すところだ。またエントリーシート対策も練らなければならない。

そして昨日、その間彼女は2次面接合格していたことを知った。

あとは個人面談を通れば内定だそうだ。

私がもがいていた間に彼女面接テストをこなしていた。

履歴書対策なんてしていない。面接練習も。写真スピード写真業界研究志望動機も。

就活解禁前に面接を進めていたのでエントリーシートを書く必要もなかった。

彼女に限らず、やらなくていい人はやらなくても内定を貰えるのだと思う。私は一体何をしているのだろう。

学校にいる間は素直におめでとう!と言えた。家に帰っても、すごいという想いは変わらない。

だけど目覚めたらまた比べて泣いた。今はもう嫌だ。会いたくない。またこんな比べる日が続くのだろうと思うと、消えたくなる。

そして今日エントリーシート書きに学校に行ってきます。はぁ。

  • 自分が不器用なことはわかっていたため、何度も就職課に通って、自己PRや学チカを練った ここが無駄。 あと、社会出たらすごいやつはたくさんいる。彼女と知り合えたことに感謝...

  • 生きてきた一分一分の重みが違うんだろなあ。 テスト対策に何日かかけた増田と、十何年と5分かけた彼女と。 22年も生きてるとその差はむごいくらい開くだろなあ。

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